「ロンドン旅行、1週間で結局いくらあれば足りるんだろう?」 そう思って、なんとなく不安になっていませんか。
航空券、ホテル、食費、観光費……ロンドンは物価が高いと聞くし、初めてだと何にどれくらいかかるのかイメージしにくいですよね。さらに、出発前の準備にもお金がかかるので、気づいたら思ったより予算オーバー、ということも起きがちです。
この記事では、初めてロンドンに行く方に向けて、1週間の旅行でだいたいどのくらい見ておけばよいのかを、体験ベースでわかりやすく整理していきます。「現地費用」だけでなく「出発前の準備費」まで含めた考え方もお伝えするので、予算感をつかみたい方はぜひ参考にしてみてください。
ロンドン旅行は1週間で40万円前後を見ておくと安心
先に結論からお伝えすると、初めてのロンドン旅行なら、1週間でだいたい40万円前後を見ておくと安心です。
もちろん、これは「絶対にこの金額」という話ではありません。航空券の時期、ホテルのグレード、現地での過ごし方によって、上にも下にも変わります。ただ、最初に予算を組むときの目安としては、40万円前後をひとつの基準にしておくと、あとで慌てずにすみます。
「思ったより高い」と感じたかもしれませんが、これは現地費用だけでなく、出発前の準備費まで含めた金額です。
40万円の内訳をざっくり見るとイメージしやすい
まずは、40万円前後の内訳イメージを見てみましょう。細かい数字というより「だいたいこんな配分感」という目安です。
| 項目 | 目安金額 | コメント |
|---|---|---|
| 航空券 | 15〜26万円 | 経由便か直行便かで差が大きい |
| ホテル(1週間) | 7〜15万円 | エリアとグレードで変動 |
| 食費(1週間) | 3〜5万円 | メリハリ次第で調整しやすい |
| 交通費(1週間) | 1〜2万円 | 地下鉄・バス中心 |
| 観光費 | 2〜5万円 | 無料スポットを活用しやすい |
| 準備費 | 3〜5万円 | eSIM、保険、ETA、グッズなど |
こうして並べてみると、航空券とホテルだけで全体の半分以上を占めることがわかります。そして意外と見落としがちなのが、いちばん下の「準備費」です。
それでは、それぞれの項目を少しずつ見ていきましょう。
ロンドン旅行の予算で大きいのは、まず航空券とホテル
ロンドン旅行の予算を考えるとき、まず意識したいのは「現地費用より、渡航費と宿泊費のインパクトが大きい」ということです。
日本からロンドンは距離も時間も遠く、航空券はどうしても高めになります。そしてロンドンの中心部はホテル代も高い傾向があるので、この2つだけで旅行予算の半分以上を占めることも珍しくありません。逆に言えば、ここをどう組むかで総額は大きく変わります。
航空券は直行便か経由便かでかなり変わる
航空券は、直行便を選ぶか経由便を選ぶかで、金額がかなり変わります。
体感として、経由便なら15万円前後で見つかることもある一方、直行便は25〜26万円くらいからという印象です。10万円ほどの差が出ることもあるので、ここは予算調整のしやすいポイントと言えます。
ただし、これはあくまで目安です。時期や世界情勢、燃油サーチャージの変動によって、航空券の価格はかなり動きます。出発の数ヶ月前から価格をチェックしておくと、相場感がつかめるのでおすすめです。
初めての海外旅行なら、少し高くても直行便の安心感を取る、という選択も十分アリだと思います。乗り継ぎには慣れが必要なので、予算と安心感のバランスで考えてみてください。
ホテル代は1泊の相場を知っておくと計画しやすい
ホテル代も、航空券と並んで大きな出費になります。1泊あたりの相場をざっくり知っておくと、1週間の予算が立てやすくなります。
ロンドンのホテル代の目安は、だいたい次のような感覚です。
- 中心部(ゾーン1あたり)のスタンダードホテル:1泊2〜3万円前後
- 少し外したエリア(ゾーン2〜3あたり):1泊1〜1.5万円前後
- ホステルやドミトリー:1泊5,000円前後〜
1週間泊まると、中心部で15万円前後、少し外せば7〜10万円前後と、かなり差が出ます。「少しでも安いほうがいい」と思って外側のエリアを選ぶ方も多いと思います。
でも、「安さだけ」でホテルを選ぶのはちょっと注意
ここで、ひとつだけお伝えしておきたい体験談があります。
私自身、以前にホテル代を節約しようと思って、少し治安が心配なエリアのホテルに泊まったことがあります。昼間は問題なかったのですが、夜の道が思っていたよりも暗くて怖くて、結局行き帰りにタクシーを使うことになりました。節約したつもりのホテル代が、タクシー代で相殺されてしまい、「それなら最初からもう少し安心なエリアに泊まればよかったな」と思った経験があります。
だから、ホテル選びでは「安さだけで決めない」ことをおすすめします。たとえば次のような点もチェックしておくと安心です。
- 駅からの距離(夜でも歩きやすいか)
- 周辺の雰囲気や治安
- 大通り沿いかどうか
- 口コミでの治安コメント
少しだけ予算を足して安心なエリアを選ぶほうが、結果的に出費も抑えられて、精神的にも余裕のある旅行になりやすいです。ホテルのエリア選びは、別記事でもう少し詳しく紹介しますね。
現地で使うお金は、思ったより抑えやすいこともある
ここから少し意外な話をします。ロンドンというと「とにかく物価が高い」というイメージがあると思いますが、現地で使うお金は、工夫次第で思ったより抑えられることが多いんです。
正直に言うと、私も行く前は「現地でどれだけお金が飛んでいくんだろう」と心配していました。でも実際に行ってみると、現地費用より準備段階のほうが地味に出費が重なったという印象のほうが強かったです。
食費
現地で使うお金の中心は、やっぱり食費です。目安としては1週間で3〜5万円前後を見ておくとイメージしやすいです。
ロンドンの外食は、日本と比べるとやや高めです。レストランでしっかり食事をすれば、1食3,000円以上かかることもあります。ただ、スーパーで買ったり、カフェやチェーン店をうまく組み合わせたりすれば、食費はかなり調整できます。
「夜は少し良いお店で、昼はカフェやスーパーで軽く」というふうにメリハリをつけると、旅行らしさも楽しみつつ予算も抑えやすくなります。
交通費
交通費は、かかるけれど極端に大きくはならない、という印象です。1週間で1〜2万円前後が目安になります。
ロンドンは地下鉄やバスが発達しているので、観光中の移動はだいたい公共交通機関でまかなえます。1日の上限額が決まっている仕組みもあるので、使い方を工夫すれば旅行全体の中では大きな負担にはなりにくいです。
観光費
ロンドン旅行のうれしいポイントなのですが、観光費は意外と抑えやすいんです。実際、私も行く前は「博物館とか美術館って入場料でけっこう取られるんじゃないか」と身構えていました。でも行ってみたら、主要なミュージアムが無料で楽しめて拍子抜けしたくらいでした。
ロンドンは大英博物館(British Museum)やヴィクトリア&アルバート博物館(V&A)をはじめ、主要なミュージアムの常設展示が無料で見られる街として知られています。これは世界的に見てもかなり恵まれていて、観光費をあまりかけなくても十分に満足できる旅行になります。
もちろん、ロンドン塔(Tower of London)のような有料の観光スポットもあるので、「どうしても行きたいところ」にはお金をかけつつ、そのほかは無料スポットや街歩きを楽しむ、という組み立てが現実的です。無料スポットや街歩きが中心の旅であれば、1週間で1〜2万円前後で楽しむこともできるでしょう。ツアーなどに参加したり、観光スポットを外から眺めるだけでなく中に入って楽しみたい方は5万程度をみておくと良いでしょう。
むしろ見落としやすいのは、出発前にかかる準備費
ロンドン旅行の予算を考えるとき、多くの人は「現地でいくら使うか」を気にします。でも実は、出発前の準備段階でかかるお金のほうが見落とされがちで、初めての海外旅行ほど積み上がっていきます。
私自身、行く前は現地費用ばかり気にしていたのですが、振り返ってみると準備段階で地味にお金が出ていたというのが正直な感想です。全部合わせると3〜5万円前後になることも珍しくありません。
ひとつずつ見ていきましょう。
eSIMや通信費
欠かせないのが、現地での通信手段です。
地図アプリ、ホテルや航空券の予約確認、キャッシュレス決済、翻訳アプリなど、旅行中にスマホを使う場面はたくさんあります。ロンドンでも例外ではなく、通信できない状態で旅行するのはかなり不便です。
最近はeSIMという便利な選択肢があり、出発前にスマホで設定を済ませておくだけで、現地に着いたらすぐに使えます。料金もプランによって幅があるので、旅行の日数や使い方に合わせて選ぶのがおすすめです。
海外旅行保険
海外旅行保険もぜひ検討しておきたいところです。
ケガや病気で現地の病院にかかると、日本とは比べものにならない金額を請求されることがあります。万が一のときの安心料として、入っておく価値は大きいです。
クレジットカード付帯の保険である程度カバーできるケースもあるので、「自分のカードで足りるのか」を一度確認しておくと無駄がありません。
海外旅行グッズ
意外と積み上がるのが、旅行グッズの買い物です。
- 変換プラグ(イギリスはBFタイプ)
- 首まくらやアイマスクなどの機内グッズ
- 折りたたみ傘やレインウェア(ロンドンは雨が多め)
- 防犯用のバッグやポーチ
- 歩きやすい靴
初めての海外旅行だと、これらをまとめて揃えることになるので、気づくと数万円の出費になっていることもあります。2回目以降の旅行では使い回せるものも多いですが、初回はここが意外と重いと知っておくだけでも心構えが変わります。
ETAやパスポート代も忘れやすい
そして、忘れられがちなのが、ETA(Electronic Travel Authorisation)とパスポートの費用です。
イギリスへの入国には、2025年から日本国籍の観光客もETAの取得が必要になりました。これは出発前にオンラインで申請する電子渡航認証で、申請料がかかります。最新の申請料や手続きは、必ず英国政府の公式サイトで確認してから申請するようにしてください。
また、これから初めてパスポートを作る方は、パスポート取得費用も予算に入れておく必要があります。10年旅券と5年旅券で金額が違い、オンライン申請か窓口申請かでも変わるので、こちらも最新情報を外務省や自治体のサイトで確認するのが確実です。
予算を抑えやすいポイント
「40万円前後は少し厳しいかも」と感じた方のために、予算を調整しやすいポイントもまとめておきますね。全部を削る必要はなく、抑えやすいところだけ工夫するという考え方で十分です。
経由便も選択肢に入れる
航空券は、直行便と経由便で10万円ほど差が出ることもあります。乗り継ぎに抵抗がなければ、経由便を選ぶことで予算を大きく調整できます。
ただ、初めての海外旅行で長時間のフライトに加えて乗り継ぎも、というのは負担が大きいのも事実です。「安さだけで選ぶのではなく、自分の体力や慣れも考える」というバランスが大切です。
無料スポットをうまく組み合わせる
ロンドンは無料の博物館や美術館が多い街です。大英博物館、ナショナル・ギャラリー、V&A、自然史博物館など、世界的に有名なミュージアムがいくつも無料で楽しめます。
街歩き自体も観光として楽しめるので、「有料スポットは厳選して、それ以外は無料観光で」という組み立てをすれば、観光費はかなり抑えられます。
食事はメリハリをつける
毎食レストランではなく、スーパーやカフェ、チェーン店も組み合わせるのがおすすめです。
「1回は行きたい特別なお店」と「節約しやすい普段の食事」を分けて考えると、旅行らしさを楽しみつつ予算も守れます。ロンドンには手頃なチェーン店もたくさんあるので、上手に使ってみてください。
準備費は早めに把握しておく
そして意外と大事なのが、準備費を早めに洗い出しておくことです。
出発直前になって「あれも必要、これも必要」となると、買い物が一気に重なって予算オーバーしがちです。旅行を決めた時点で、必要な準備費をリストアップしておくと、慌てずに済みます。
まとめ|ロンドン旅行の予算は、現地より「行く前の準備費」まで含めて考えるのが大事
最後に、この記事のポイントを整理しておきますね。
- 初めてのロンドン旅行は、1週間で40万円前後がひとつの目安
- 予算のうち大きいのは、まず航空券とホテル。直行便か経由便か、そしてホテルのエリアで金額はかなり変わる
- ホテルは安さだけで選ぶと、治安や移動で結局出費がかさむこともあるので要注意
- 現地費用の中心は食費・交通費・観光費。ロンドンは無料で入れる博物館や美術館が多いので、観光費は意外と抑えやすい
- 初めての旅行で見落としやすいのが出発前の準備費。eSIM、海外旅行保険、旅行グッズ、ETA、パスポートなども予算に入れておくと安心
- 予算はぴったりではなく、少し多めに見ておくと気持ちに余裕が生まれる
ロンドン旅行は、現地で使うお金だけでなく、出発前にかかるお金まで含めて考えることが大切です。特に初めての海外旅行なら、準備段階での出費が意外と積み上がるので、早めに把握しておくと安心して当日を迎えられます。

