「ロンドン行きの飛行機代、思ったより高い……」
旅行の計画を立て始めて、まずぶつかるのがこの壁ではないでしょうか。
実は、ロンドン行きの航空券を探すときにちょっとした検索の工夫をするだけで、表示される価格がガラッと変わることがあります。そのコツのひとつが、「ヒースロー空港だけで探さず、ガトウィック空港の到着便も比較する」という方法です。
この記事では、ロンドン旅行をする人に向けて、
- なぜガトウィック着も比較すると安い便が見つかることがあるのか
- 実際にどう検索すればいいのか
- 安さだけで選ぶと後悔しがちなポイントはどこか
を、できるだけフラットに整理していきます。
ロンドン行き航空券を安くしたいなら、ヒースロー固定で探さずガトウィック着も比較したい
先に結論から言うと、飛行機代を少しでも抑えたいなら、ロンドン=ヒースロー空港で固定して検索するのはもったいないです。
ロンドンにはヒースローのほかにガトウィック空港という大きな空港があり、そちらを発着する便も含めて比較すると、同じ日程でも安い便が見つかることがあります。「ロンドン=ヒースロー」というイメージが強いため、無意識に検索条件を絞ってしまっているケースが多いんですね。
ただし、安ければそれでOK、というわけでもありません。ガトウィックはヒースローに比べると市内中心部から少し距離があり、到着時間や移動手段によっては「結局そんなに得じゃなかった」という結果になることもあります。
この記事では、「ガトウィック着も比較しよう」という節約テクニックを伝えつつ、初心者がつまずきやすいポイントまであわせて整理していきます。
この記事の結論を一言でいうと
- 飛行機代を抑えたいなら、ガトウィック着も比較する価値は十分にある
- ただし、深夜着やホテルまでの移動のしやすさも一緒にチェックしたい
- 「安いから選ぶ」ではなく、「安くて無理がないか」で判断するのが失敗しないコツ
ロンドン行きが高いときは、なぜガトウィック着も見るべきなのか
ロンドン=ヒースローで固定検索すると、安い便を取りこぼすことがある
ロンドン旅行を計画する人の多くは、航空券検索サイトで「東京発 → ロンドン・ヒースロー」と空港まで指定して検索しがちです。テレビでもガイドブックでも、ロンドンの空港といえばヒースローがまず紹介されるので、これは自然な流れですよね。
でも、この「空港まで固定する検索」は、実は安い便を自分で見えなくしていることがあります。
たとえば同じ日に、
- ヒースロー着の便はすべて高め
- ガトウィック着なら1〜2万円安い便がある
というケースは珍しくありません。ヒースローだけで探していると、こうした価格差にそもそも気づけないんです。
ガトウィックは就航先が多く、比較対象に入れる意味がある
「ガトウィックってマイナー空港じゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、実際はかなり規模の大きな国際空港です。ヨーロッパ内はもちろん、中東や中国経由で日本から乗り継いでくる便もたくさん発着しています。
つまり、「本当はガトウィック着の選択肢がいっぱいあるのに、検索条件で弾いていた」ということが起きやすい空港なんですね。比較対象に入れる価値は十分にあります。
安い便を探すなら、まずはこの検索の仕方をしたい
ヒースローだけでなく、ロンドン全体で検索する
航空券比較サイト(Google Flights、Skyscanner、Trip.comなど)では、出発地・到着地を入れる欄で「ロンドン」と打つと、「London (all airports)」や「ロンドン(すべての空港)」といった選択肢が出てきます。これを選ぶと、ロンドンの主要空港すべてを横断して価格を表示してくれます。
やることはこれだけです。空港を1段階ゆるめて検索する、たったそれだけで、ヒースロー固定では見えなかった便が一覧に現れるはずです。
ガトウィック着も比較対象に入れる
一括検索をしてみて、ガトウィック着の便が安かったら、そこから詳しく見ていきます。「必ずガトウィックが安い」というわけではなく、「見ておく価値がある」というイメージです。
日程や時期によっては、ヒースローのほうが安いこともありますし、その逆もあります。だから最初から候補を絞らず、両方を並べて比較するのが大事なんですね。
価格だけでなく、到着時間と移動コストも一緒に見る
航空券だけを比べて「ガトウィックのほうが1万円安い!」と決めてしまうと、
- 到着が深夜で、市内までの列車が動いていなかった
- 結局タクシーで1万円以上かかって、節約分がほぼ消えた
- 初日からぐったりして翌日の観光に響いた
ということが起きがちです。安い便を選ぶときは、航空券代+空港から市内への移動費+到着後の疲労度、この3つをセットで見るようにしてください。
ガトウィック着が向いているのはこんな人
飛行機代を少しでも抑えたい人
いちばん相性がいいのは、やっぱり「航空券代を抑えたい」という人です。ロンドン旅行は航空券・宿泊・現地費用とどこも高くつきやすいので、最初の航空券で節約できると、旅全体の予算にかなり余裕が出ます。
乗り継ぎ便でも問題ない人
ガトウィック着の安い便は、中東やヨーロッパ経由の乗り継ぎ便であることも多いです。「直行便でなくてもいい」「移動時間より価格を優先したい」という人には、選択肢がかなり広がります。
ホテルや観光に予算を回したい人
航空券で浮いたお金を、ホテルのグレードアップやミュージカル鑑賞、美味しいごはんなどに回したい人にも向いています。ロンドンはやりたいことが多い都市なので、「航空券を我慢して現地で楽しむ」という配分は合理的です。
ただし、安さだけでガトウィックを選ぶと後悔しやすいこともある
深夜到着だと、市内移動の心理的ハードルが上がる
ガトウィックが「危ない」というわけではありません。ただ、深夜に慣れない海外の空港で移動を始めるというのは、特に海外旅行初心者にとってはかなり疲れる体験です。
- 列車の本数が減っている
- サインが読み取りづらい
- 荷物を持ったままの判断が続く
- タクシー乗り場までの導線が長く感じる
こうした小さなストレスが重なると、せっかくの初日がぐったりした思い出になりがちです。
深夜着の便は、値段だけでなく「自分が対応できそうか」もあわせて考えてみてください。
航空券が安くても、アクセス費を入れると差が縮まることがある
ガトウィックから市内までは、ガトウィック・エクスプレス(列車)、通常のサザン鉄道、ナショナル・エクスプレス(コーチ)などいくつか選択肢がありますが、どれも無料ではありません。特にガトウィック・エクスプレスは速くて便利な反面、片道20ポンド前後とそれなりの値段です。
「航空券で1万円安かったのに、アクセスと帰りの移動で半分消えた」というのはよくある話です。比較するときは、往復の空港アクセス費まで含めた総額で見てみてください。
宿泊エリアによっては、Victoria到着後にさらに移動が必要
ガトウィックから市内に出る列車の多くは、Victoria駅に到着します。宿泊先がVictoria周辺ならほぼ一本で着けますが、King’s CrossやPaddington、South Bank、Shoreditchなどに泊まる場合は、そこからさらに地下鉄やタクシーで移動する必要があります。
大きなスーツケースを持って地下鉄を乗り換えるのは、ロンドンに慣れていないとなかなか大変です(ロンドンの地下鉄はエレベーターがない駅も多いんです)。ホテルの場所とガトウィック着の相性は、予約前に一度考えておきたいポイントです。
初日の疲れは少し増える可能性がある
乗り継ぎ便+ガトウィック着+市内への移動、という組み合わせは、どうしても直行便のヒースロー着よりも判断する回数が増えます。初日はそのぶん疲れやすく、夜の観光や食事をゆったり楽しめないこともあるかもしれません。
ガトウィック空港は、思っているほど不便すぎる空港ではない
注意点も書きましたが、ガトウィックは「節約のために我慢する空港」ではなく、条件さえ合えば普通に便利な空港です。
列車でロンドン中心部に入りやすい
ガトウィックからVictoria駅までは、ガトウィック・エクスプレスで30分ほど。乗り換えもなく、列車に乗ってしまえば着きます。ヒースローから地下鉄Piccadilly線で市内に入る場合(約1時間)と比べても、時間だけならむしろ短いくらいです。
節約重視ならコーチという選択肢もある
ナショナル・エクスプレスなどのコーチを使えば、列車よりさらに安く市内に出られます。時間はかかりますが、「航空券+空港アクセスの総額」で考えるとかなり魅力的な選択肢です。
ただし、便利さは到着時間と行き先次第で変わる
もちろん、深夜や早朝で列車の本数が少ない時間帯は、便利さが一気に落ちます。「ガトウィックは便利」「ガトウィックは不便」と一律に言い切れるものではなく、条件次第と考えておくのがちょうどいい距離感だと思います。
まとめ|ロンドン行きの飛行機代を抑えたいなら、ガトウィック着も比較する価値がある
最後に、この記事のポイントをもう一度まとめておきます。
- ロンドン行きの航空券は、ヒースロー固定で探すと安い便を取りこぼすことがある
- ガトウィック着も比較対象に入れるだけで、同じ日程でも安い便が見つかることがある
- 航空券だけでなく、空港アクセス費・到着時間・ホテルとの相性もあわせて確認したい
- 昼着でホテルの動線が読みやすいなら、ガトウィック着はかなり有力な選択肢
- 深夜着や乗り換えが複雑なときは、安さだけで決めずに一度冷静に考える
繰り返しになりますが、大事なのは「安いから選ぶ」ではなく「安くて無理がないか」で判断するという視点です。この考え方さえ持っておけば、ロンドン行きの航空券探しはかなりラクになります。
まずは次に航空券を検索するとき、「London (all airports)」で一度検索してみてください。それだけで、旅の予算の景色が変わるかもしれません。

