グロスター大聖堂(Gloucester Cathedral)は、映画『ハリー・ポッター』シリーズでホグワーツの廊下として使われたロケ地です。
中でも有名なのが、扇形の天井が続くGreat Cloister(大回廊)。
『ハリー・ポッターと賢者の石』『秘密の部屋』『謎のプリンス』の3作品で撮影に使われ、グリフィンドール談話室へ向かう廊下や「秘密の部屋は開かれた」と書かれた壁、ハリーとロンがトロールから隠れる場面などが撮影されました。
実際の回廊は現在も見学でき、映画と同じ場所を歩くことができます。
この記事では、グロスター大聖堂にあるハリー・ポッターのロケ地を作品・シーン別に紹介し、現地での回り方、入場方法、所要時間まで詳しく解説します。
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- グロスター大聖堂でハリー・ポッター撮影に使われた中心エリアはGreat Cloister
- 登場作品は『賢者の石』『秘密の部屋』『謎のプリンス』の3作品
- South Cloister、West Cloister Door、North Cloister、East Cloister、Lavatoriumを押さえると主要シーンを回りやすい
- 「秘密の部屋は開かれた」の文字や太った婦人の肖像画は現在残っていない
- ロケ地だけなら30分〜1時間、大聖堂内部も見るなら1〜1.5時間が目安
- 一般見学は任意寄付制で、Great Cloisterを見るための特別チケットは不要
- 作品別の詳しい説明を聞きたい場合はHighlights TourやCloister Tourも候補
- 礼拝・イベント・修復工事でGreat Cloisterの公開状況が変わることがあるため、訪問前に公式情報を確認する
※寄付額の目安、営業時間、ツアー料金、開催日時、修復工事、公開エリアは変更される可能性があります。この記事では目安を整理し、最終確認は公式サイトで行う前提で紹介します。
グロスター大聖堂はハリー・ポッターのどこに登場する?
グロスター大聖堂がハリー・ポッターの撮影に使われたのは、以下の3作品です。
| 作品 | 主な撮影場所 |
|---|---|
| ハリー・ポッターと賢者の石 | South Cloister、West Cloister Door、North Cloister、Lavatorium |
| ハリー・ポッターと秘密の部屋 | North Cloister、East Cloister |
| ハリー・ポッターと謎のプリンス | West Cloister、Lavatorium |
撮影の中心になったのは、グロスター大聖堂北側にあるGreat Cloisterです。
Great Cloisterは中庭を囲むように4本の回廊があり、それぞれNorth、South、East、West Cloisterと呼ばれています。
映画では、この4方向の回廊を別々のホグワーツの廊下として使い分けています。
そのため、「グロスター大聖堂に行けば1か所だけロケ地がある」というより、回廊を一周しながら複数の撮影場所を探すイメージです。
『ハリー・ポッターと賢者の石』のロケ地
South Cloister|新入生がグリフィンドール談話室へ向かう廊下
グロスター大聖堂がシリーズで最初に登場するのが、『ハリー・ポッターと賢者の石』です。
組分けの儀式が終わったあと、監督生のパーシー・ウィーズリーがハリー、ロン、ハーマイオニーたち新入生をグリフィンドール談話室へ案内します。
このとき生徒たちが歩いているホグワーツの廊下として使われたのが、South Cloisterです。
実際に現地へ行くと、映画でも印象的な長い石造りの廊下とファン・ヴォールトの天井を見ることができます。

West Cloister Door|グリフィンドール談話室の入口
South Cloisterを歩いた新入生たちが到着するのが、グリフィンドール談話室の入口です。
映画では、太った婦人の肖像画が入口を守っています。
撮影時にはWest Cloister Doorの上に太った婦人の肖像画が設置されていました。
現在はもちろん肖像画はありません。
そのため、映画を知らずに歩くと普通の古い扉として通り過ぎてしまいやすい場所です。
『賢者の石』を見返してから現地へ行き、扉の形や周囲の石壁を比較してみてください。

Lavatorium|トロールの影から隠れる場所
トロールを探していたハリーとロンが、その大きな影を見つけて柱の後ろに隠れる場面。
このシーンで使われたのがLavatoriumです。
Lavatoriumは、もともと修道士たちが食事前に手を洗うために使っていた共同洗面所です。
Great Cloisterの中でも形が特徴的なので、現地では比較的見つけやすいロケ地です。

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』のロケ地
North Cloister|「秘密の部屋は開かれた」と書かれた壁
グロスター大聖堂のハリー・ポッターロケ地の中でも、特に有名なのが『秘密の部屋』に登場するNorth Cloisterです。
ハリー、ロン、ハーマイオニーが廊下を歩いていると、フィルチの猫ミセス・ノリスが石化して吊るされているのを発見します。
その後ろの壁には、「秘密の部屋は開かれた」と警告するメッセージが書かれています。
この場面が撮影されたのがNorth Cloisterです。
グロスター大聖堂のGreat Cloisterには、下画像のような歴史ある石造りの壁やアーチが続いており、映画ではホグワーツの廊下として使われました。

実際の大聖堂の壁に文字を書いたわけではない
映画では石壁いっぱいに不気味なメッセージが描かれていますが、歴史的な大聖堂の壁に直接文字を書いたわけではありません。
撮影チームは歴史的な壁を保護するため、本物の壁の前に撮影用の偽の壁を設置しました。
East Cloister|嘆きのマートルが水浸しにした廊下
『秘密の部屋』でもうひとつ使われたのがEast Cloisterです。
嘆きのマートルが女子トイレで水道を出しっぱなしにし、ホグワーツの廊下まで水があふれる場面があります。
ハリーとロンが水の流れてくる方向を調べるため、濡れた廊下を走るシーンがグロスター大聖堂で撮影されました。
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』のロケ地
West Cloister|マクゴナガル先生に魔法薬学へ行かされる場面

グロスター大聖堂はシリーズ後半の『ハリー・ポッターと謎のプリンス』でも再び登場します。
ハリーとロンが授業のない時間にホグワーツの廊下でのんびりしていると、マクゴナガル先生に見つかります。
そしてスラグホーン先生の魔法薬学の授業へ行くよう言われる場面で使われたのがWest Cloisterです。
Lavatorium|スネイプとドラコの会話をハリーが聞く場面

『賢者の石』でトロールの場面に使われたLavatoriumは、『謎のプリンス』でも登場します。
スネイプとドラコ・マルフォイが「破れぬ誓い」について話し、隠れていたハリーがその会話を聞く場面です。
このシーンでは宗教施設であることが画面から分かりにくいように、ステンドグラスなど宗教的な要素を撮影用に隠していたとされています。
グロスター大聖堂のロケ地一覧
現地で確認しやすいようにまとめると、主な撮影場所は以下の通りです。
| 場所 | 作品 | 主なシーン |
|---|---|---|
| South Cloister | 賢者の石 | 新入生がグリフィンドール談話室へ向かう |
| West Cloister Door | 賢者の石 | グリフィンドール談話室の入口 |
| North Cloister | 賢者の石 | ハリーとロンがトロールを探す |
| Lavatorium | 賢者の石 | トロールの影を見て隠れる |
| North Cloister | 秘密の部屋 | 石化したミセス・ノリスと警告文を発見 |
| East Cloister | 秘密の部屋 | 水浸しになったホグワーツの廊下 |
| West Cloister | 謎のプリンス | マクゴナガル先生に魔法薬学へ行くよう言われる |
| Lavatorium | 謎のプリンス | スネイプとドラコの会話をハリーが聞く |
ロケ地はほぼGreat Cloister周辺に集まっています。
そのため、ひとつずつ離れた場所へ移動する必要はなく、回廊を一周するだけで主要な撮影場所をまとめて見学できます。
Great Cloister自体も必見
ハリー・ポッター目的で訪れる場合でも、Great Cloisterそのものの建築にも注目してみてください。
グロスター大聖堂公式サイトでは、Great Cloisterにあるファン・ヴォールトを世界最古の現存例として紹介しています。
14世紀後半に造られた扇形の石造天井が回廊全体に続いており、この独特の空間がホグワーツらしい雰囲気を生み出しています。
600年以上前から存在する本物の中世建築がそのまま使われているのが、グロスター大聖堂の大きな魅力です。
ロケ地を見るのにチケットは必要?
一般見学は任意寄付制
グロスター大聖堂では、一般見学のための固定された入場料はありません。
2026年8月20日時点では、任意寄付制で大人£5が目安と案内されています。
Great Cloisterも通常の一般見学で訪れることができるため、ハリー・ポッターのロケ地を見るためだけに特別なチケットを購入する必要はありません。
ただし、グロスター大聖堂は維持管理を寄付に頼る慈善団体でもあります。
可能であれば見学時に寄付をしておくとよいでしょう。
ハリー・ポッター目的ならガイドツアーもおすすめ
Highlights Tour
ロケ地について現地で説明を聞きたい場合は、公式のHighlights Tourがあります。
約50分のツアーで、大聖堂の歴史や建築、かつて暮らしていた修道士たちの話に加えて、ハリー・ポッターが撮影された場所も案内されます。
2026年8月20日時点の料金は、大人£8、16歳未満£4です。
ツアーは英語で、当日Welcome DeskまたはGetYourGuideから予約できます。
通常見学でもロケ地には行けるため、「自分で映画の場所を確認できれば十分」という方は参加しなくても問題ありません。
Cloister Tour|2026年からスタート
2026年春から、新しくCloister Tourも始まっています。
約30分でGreat Cloisterに特化したツアーで、中世の修道士たちの暮らしから、ハリー・ポッターを含む映画・ドラマの撮影地としての歴史、現在行われている保存修復まで解説されます。
2026年8月20日時点では一部の土曜日に開催され、料金は大人£6、16歳未満£3です。
ハリー・ポッター目的でGreat Cloisterを詳しく見たいなら、こちらも候補になります。
グロスター大聖堂の営業時間
通常のVisitor Opening Timesは以下の通りです。
| 曜日 | 見学時間 |
|---|---|
| 月〜金 | 10:00〜17:00 |
| 土 | 10:00〜16:00 |
| 日 | 12:00〜14:30 / 16:00〜17:00 |
※2026年8月20日時点。
グロスター大聖堂は現在も礼拝が行われている宗教施設です。
礼拝、イベント、コンサートなどによって営業時間や立入可能エリアが変更されることがあります。
ハリー・ポッター目的の場合は特にGreat Cloisterへ入れるかが重要なので、訪問前に公式サイトのWhat’s Onを確認してください。
2026年はEast Cloisterの修復工事にも注意
グロスター大聖堂では、Great Cloisterを保存するための大規模な修復プロジェクトが進んでいます。
第1期は2025年秋〜2027年夏で、East Walk(East Cloister)が中心です。
石材、屋根、ステンドグラスなどの修復が行われているため、訪問時期によっては足場や工事設備が見えたり、通常とは動線が変わったりする可能性があります。
『秘密の部屋』で水浸しになった廊下を目当てにする場合は特に確認しておきたいポイントです。
「映画と同じ構図で写真を撮りたい」という方は、訪問直前に公式サイトのWhat’s OnやCloister Projectの情報を確認しておきましょう。
ロンドンからグロスター大聖堂への行き方
ロンドンからは、London Paddington駅からGloucester駅までGreat Western Railway(GWR)の直通列車があります。
所要時間は列車によって異なりますが、おおむね1時間40分〜2時間前後です。
Gloucester駅からグロスター大聖堂までは徒歩10〜15分程度です。
乗り換えなしの列車を選べば、ロンドンからハリー・ポッターのロケ地を目的に日帰りすることも十分できます。
大聖堂自体の観光情報やロンドンからの詳しいアクセスについては、別記事の「グロスター大聖堂観光ガイド」で詳しく紹介しています。
よくある質問
- グロスター大聖堂はどのハリー・ポッター作品に登場しますか?
-
『ハリー・ポッターと賢者の石』『ハリー・ポッターと秘密の部屋』『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の3作品で撮影に使われています。
主にGreat Cloisterがホグワーツの廊下として登場します。
- 「秘密の部屋は開かれた」の壁は今もありますか?
-
撮影場所であるNorth Cloisterは現在も見学できますが、映画に登場する文字はありません。
撮影時は歴史的な石壁を保護するため、本物の壁の前に偽の壁を設置して撮影されました。
- グリフィンドール談話室の入口は見られますか?
-
撮影に使われたWest Cloister Doorを見ることができます。
映画では扉の上に太った婦人の肖像画が設置されていましたが、現在は肖像画はありません。
- ハリー・ポッターのロケ地を見るのに料金はかかりますか?
-
一般見学は任意寄付制で、大人£5が寄付額の目安です。
Great Cloisterを見るための特別なロケ地チケットは必要ありません。
- ハリー・ポッター専用ツアーはありますか?
-
2026年時点では、通常のHighlights Tourでハリー・ポッターが撮影された場所が案内されます。
また、Great Cloisterに特化したCloister Tourも一部の日程で実施されており、映画撮影地としての歴史も紹介されます。
いずれもハリー・ポッターだけを扱う専用ツアーではありません。
- ロケ地だけなら何分必要ですか?
-
Great Cloisterを一周するだけなら20〜30分程度ですが、撮影場所を確認しながら写真を撮るなら45分〜1時間程度がおすすめです。
大聖堂内部の通常観光も合わせるなら1〜1.5時間程度確保すると回りやすいです。
- ロンドンから日帰りできますか?
-
できます。
London Paddington駅からGloucester駅まで直通列車があり、Gloucester駅から大聖堂までは徒歩10〜15分程度です。
ロケ地だけでなく大聖堂内部やGloucester Docksなども合わせれば、1日の日帰り旅行として組みやすくなります。
まとめ
グロスター大聖堂は、『ハリー・ポッター』3作品でホグワーツの廊下として使われたロケ地です。
撮影場所はGreat Cloisterに集中しているため、回廊を一周するだけで複数の有名シーンの場所をまとめて見ることができます。
特にチェックしておきたいのは、South Cloisterのグリフィンドール談話室へ向かう廊下、West Cloister Doorの談話室入口、North Cloisterの「秘密の部屋は開かれた」の場面、East Cloisterの水浸しの廊下、Lavatoriumのトロールと『謎のプリンス』の場面です。
ロケ地を見るための特別なチケットは必要なく、一般見学は任意寄付制です。
映画の場面を詳しく知りたい場合はHighlights TourやCloister Tourも検討してみてください。
なお、2026年はEast Cloisterを中心とした保存修復工事が進んでいるため、訪問前に公式サイトで最新の公開状況を確認するのがおすすめです。
※記事内の情報は2026年8月20日時点で確認した内容です。営業時間、寄付額の目安、ツアー料金、開催日時、修復工事、公開エリアなどは変更される可能性があるため、訪問前に必ず公式サイトをご確認ください。


