ナショナル・ギャラリーは、ロンドン初心者でもかなり行きやすい王道美術館
ロンドン初心者で「美術館をどこか1つだけ入れるならどこがいい?」と迷っているなら、ナショナル・ギャラリーはかなりおすすめです。入場無料で、世界的に有名な作品がたくさんあり、しかもトラファルガー広場というロンドンの中心にあるので、観光の導線に組み込みやすいからです。
この記事の結論を一言でいうと
- 初めてなら、有名作品を中心に1〜2時間でも十分楽しめる
- 余裕があれば半日近くいても満足しやすい
- 館内だけでなく、前のトラファルガー広場まで含めて楽しむのがおすすめ
ナショナル・ギャラリーとはどんな場所?
ロンドンを代表する王道美術館
ナショナル・ギャラリーは、トラファルガー広場に面して建つロンドンを代表する美術館です。公式サイトによると2,400点以上の作品を所蔵しており、13世紀から20世紀初頭までの西洋絵画の主要な流れを幅広く見ることができます。
入場無料で入りやすい
常設展は無料で見学可能。初めてのロンドン旅行でも気軽に予定に組み込めます。予約なしでも入場できますが、無料チケットを事前予約しておくとfast-track entry(優先入場)ができる場合があるので、混雑を避けたい人は公式サイトから予約しておくと安心です。
開館時間と行きやすさ
開館時間は毎日10:00〜18:00、金曜のみ21:00まで。トラファルガー広場という絶好のロケーションにあるので、大英博物館やコヴェント・ガーデンなど他の観光スポットと組み合わせやすいのも魅力です。
ナショナル・ギャラリーの見どころ|初めてならまず有名作品を押さえたい
作品数がかなり多いので、初めてなら「まず有名作品をいくつか見る」という回り方がおすすめです。ここでは公式でも人気上位として紹介されている代表作を厳選しました。
ひまわり(フィンセント・ファン・ゴッホ)
ナショナル・ギャラリーの代表作のひとつ。教科書でもおなじみで、初めての人でも「これが本物か」と感動しやすい一枚です。実物は写真で見るよりも黄色が鮮やかで、絵の具の厚みや筆跡までくっきり見えるので、ゴッホの手の動きがそのまま伝わってくるような感覚があります。
アルノルフィーニ夫妻像(ヤン・ファン・エイク)
15世紀フランドル絵画の最高傑作といわれる作品で、ナショナル・ギャラリーを代表する1枚。細部まで描き込まれた緻密な描写は、実物を見ると写真以上の迫力があります。
大使たち(ハンス・ホルバイン)
絵の下部に描かれた「歪んだ頭蓋骨」で有名な作品。斜めから見ると形が浮かび上がる仕掛けがあり、実物を前にすると「この作品もここにあったのか」と驚く人が多いです。
戦艦テメレール号(J.M.W.ターナー)
イギリス絵画を代表する巨匠ターナーの傑作。夕暮れに曳航される老戦艦を描いた情感あふれる1枚で、ロンドンの美術館で見るのにふさわしい作品です。
岩窟の聖母(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
ダ・ヴィンチ作品を見たい人がまず目指すべき1枚。ルーヴル版と並ぶ有名作で、ナショナル・ギャラリーの目玉のひとつです。
バッカスとアリアドネ(ティツィアーノ)
ヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノによるルネサンス期の代表作。鮮やかな青が印象的で、有名作品巡りの幅を広げてくれます。
個人的におすすめしたい作品|ダ・ヴィンチの《バーリントン・ハウス・カルトン》
有名作品リストとは別に、個人的に「これは絶対見てほしい」と思うのがダ・ヴィンチの《バーリントン・ハウス・カルトン》です。
絵そのものが持つパワーを感じた
素描(カルトン)なので色彩はありませんが、実物の前に立つと絵そのものが持つ圧倒的な存在感に思わず足が止まります。薄暗い専用の部屋に展示されていることもあって、人物の視線や柔らかな陰影がじわっと迫ってくる感じがあり、気づくと数分ぼーっと眺めてしまう、そんな一枚です。
入場してすぐの階段を上がり、左手にあるので見つけやすい
場所もわかりやすく、入場してすぐの階段を上がって左手側。初めてでも迷わず辿り着けるので、ぜひ最初のほうに見ておきたい作品です。
有名作品リストに最初に出てこなくても、見る価値が高い
「ひまわり」や「アルノルフィーニ夫妻像」ほど名前が知られていないかもしれませんが、実物のインパクトでいえば、個人的にはトップクラス。時間に余裕があればぜひ立ち寄ってみてください。
所要時間の目安|どれくらい時間を見ておけばいい?
| 滞在時間 | こんな人向け |
|---|---|
| 1〜1.5時間 | 有名作品だけサクッと見たい人 |
| 2〜3時間 | じっくり見たい人・他の部屋も回りたい人 |
| 半日以上 | 美術館好き・コレクション全体を楽しみたい人 |
有名作品だけ見るなら1〜1.5時間でも十分
初心者にいちばんおすすめなのがこのペース。「全部見ようとしなくていい」と割り切るだけで、かなり気楽に楽しめます。
じっくり見るなら2〜3時間
有名作品に加えて、気になった部屋をいくつか回るならこのくらいがちょうど良いです。半日観光のメインとして組み込みやすい時間配分です。
美術館好きなら半日以上いても楽しめる
公式のガイドツアーも約1.5時間あるので、それを参考に時間配分を決めるのもアリ。好きな人なら半日いても飽きません。
初めてなら”全部見る”より”見たい作品を決める”ほうが満足しやすい
作品数が多いので、全部を回ろうとすると途中で疲れてしまいます。「これだけは見る」を事前に決めておくのが、満足するいちばんのコツです。
ナショナル・ギャラリーの好きなポイント|前のトラファルガー広場まで含めて楽しい
ナショナル・ギャラリーの魅力は館内だけではありません。前に広がるトラファルガー広場も含めて、まるごと楽しめるのが個人的にお気に入りなポイントです。
広場は人でにぎわっていて、ロンドン中心部らしい活気にあふれています。ストリートパフォーマーがパフォーマンスをしていることも多く、美術館に入る前や出た後に少し立ち止まって眺めるだけでも旅気分が盛り上がります。
“美術館に入る前後”まで含めて満足度が高い — これがナショナル・ギャラリーの隠れた魅力だと思います。
初めて行く人向けの注意点
混雑回避なら事前予約が安心
予約なしでも入れますが、週末や午後は人気時間帯で並ぶこともあります。公式サイトから無料チケットを事前予約しておくと、fast-track entryで優先的に入れる場合があるので、初めての人ほど予約しておくと安心です。
作品数が多いので、最初から全部見ようとしないほうがいい
疲れないためにも「見たい作品を絞る」のが大事。全部見ようとすると、後半は流し見になってしまいがちです。
音声ガイドや館内案内を使うと理解しやすい
公式では60以上のstopsがある音声ガイドが用意されています。作品の背景まで知りたい人にはかなりおすすめです。
まとめ|ナショナル・ギャラリーは、有名作品を見たいロンドン初心者にかなりおすすめ
- 入場無料で行きやすい
- 有名作品が多く、1〜2時間でも十分楽しめる
- 個人的にはダ・ヴィンチの《バーリントン・ハウス・カルトン》が特におすすめ
- 前のトラファルガー広場まで含めて、ロンドンらしい時間を過ごしやすい
初めてのロンドン旅行で「美術館を1つ入れるならどこ?」と迷っているなら、ナショナル・ギャラリーはかなり間違いのない選択です。美術館に詳しくない人でも1時間だけ立ち寄って名画をサッと見る、という使い方ができるのがナショナル・ギャラリーの良いところ。構えずに、気になる作品をいくつか見るだけでも、十分ロンドンらしい時間を楽しめますよ。

