イギリス旅行の準備をしていると、意外と迷いやすいのがスマホや家電の充電まわりです。「変換プラグは必要?」「変圧器も買ったほうがいい?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
とくに海外旅行が初めての方にとっては、「変換プラグ」と「変圧器」という似た名前の道具がどう違うのかもわかりにくく、混乱しがちなポイントです。
この記事では、イギリス旅行がはじめての方に向けて、「何が必要で、何は要らないのか」をわかりやすく整理して解説します。出発前のチェックリストも用意しているので、最後まで読めば準備に迷うことはなくなりますよ。
イギリス旅行に変換プラグは必要?
結論からお伝えすると、イギリス旅行では変換プラグは基本的に必要です。一方で、変圧器は使う機器によっては不要なことが多いというのが実際のところ。
つまり、多くの人にとって準備すべきなのは「変換プラグだけ」というケースが多いのです。ここからは、その理由と、自分の場合はどうなのかを判断するためのポイントをくわしく見ていきましょう。
イギリスでは変換プラグが基本的に必要な理由
イギリスのコンセントは日本と形が違う
イギリスのコンセントは、日本のものとはまったく形が異なります。日本のコンセントは縦長の穴が2つ並んだ「Aタイプ」と呼ばれる形ですが、イギリスでは穴が3つある「BFタイプ(または3ピンタイプ)」と呼ばれる形状が使われています。
そのため、日本の電化製品のプラグをイギリスのコンセントにそのまま差し込むことはできません。差し込み口の形が根本的に違うので、物理的に挿さらないのです。
まず準備したいのは変換プラグ
スマホ、モバイルバッテリー、ノートパソコンなど、旅行中に充電したいものは意外とたくさんあります。どれも充電できないと困るものばかりなので、旅行初心者の方はまず「変換プラグ」を準備することから始めましょう。
変換プラグは家電量販店や空港、ネット通販などで手軽に購入できます。イギリス専用のものでも、世界各国で使える「マルチタイプ」でもかまいません。今後も海外旅行の予定がある方は、マルチタイプを一つ持っておくと便利です。
変圧器と変換プラグの違い
ここで多くの方が混乱しやすいのが、「変換プラグ」と「変圧器」の違いです。名前は似ていますが、役割はまったく違います。
変換プラグは、差し込み口の「形」を合わせるための道具です。日本のプラグをイギリスのコンセントに差し込めるようにする、アダプターのような役割を果たします。電気の強さ(電圧)そのものは変えません。
変圧器は、電気の「電圧」を変えるための道具です。日本の電圧は100Vですが、イギリスは230V。そのままでは電圧が強すぎて、日本の家電が壊れてしまう可能性があります。変圧器はその電圧を日本の家電に合うように下げてくれる機械です。
つまり、形を合わせるのが変換プラグ、電圧を合わせるのが変圧器と覚えておけば間違いありません。
スマホやPCの充電だけなら変圧器は不要なことが多い
では変圧器は必ず必要かというと、実はそうでもありません。最近のスマホやノートパソコン、タブレットの充電器は、100Vから240Vまでの幅広い電圧に対応している「海外対応」モデルがほとんどです。
これらの機器はイギリスの230Vにも対応しているため、変換プラグさえあればそのまま充電できます。変圧器を別途用意する必要はありません。
ただし、「ほとんど」「多い」というだけで、すべての充電器がそうだとは限りません。念のため、お手持ちの充電器が本当に海外対応かを確認しておくと安心です。
対応電圧の確認方法
充電器の「100-240V」表記を確認しよう
自分の充電器がイギリスで使えるかどうかは、充電器本体の表示を見れば簡単に確認できます。
充電器のプラグ部分やアダプター本体に、小さな文字で電圧や電流の情報が書かれているはずです。そこに「INPUT: 100-240V」や「110-240V」のような表記があれば、イギリスの230Vに対応しているので、変換プラグだけでそのまま使えます。
スマホの充電器、ノートパソコンのACアダプター、モバイルバッテリーの充電器など、持っていく予定のものはすべて一度チェックしてみましょう。意外と簡単に確認できるので、出発前に一度まとめて見ておくと安心です。
わからないときは無理に使わないのが安心
もし表記が見当たらなかったり、「100V」としか書かれていない場合は、そのままイギリスで使うのは避けましょう。電圧が合わないまま使うと、機器が故障したり、最悪の場合は発火などのトラブルにつながる可能性もあります。
どうしても使いたい場合は変圧器を用意する必要がありますが、旅行用の変圧器は重くて価格も高いものが多いため、現地で使い捨ての充電器を買ったり、海外対応の充電器に買い替えたりするほうが現実的なこともあります。
ドライヤーやヘアアイロンは使える?
熱を使う家電はとくに注意
スマホやパソコンの充電は問題なくても、注意が必要なのがドライヤーやヘアアイロン、ヘアコテといった熱を出す家電です。
これらは大きな電力を使う機器なので、海外対応していないモデルをそのまま使うと、故障や発熱、発火などのトラブルにつながることがあります。「変換プラグを挿したから大丈夫」というわけにはいかないので注意しましょう。
ヘアアイロンを持参するなら対応電圧をチェック
日本で売られているヘアアイロンやドライヤーのなかには、「海外対応モデル」として100-240Vに対応している製品もあります。こうしたモデルであれば、変換プラグを使ってイギリスでも使用できます。
持参を考えている場合は、必ず出発前に本体の表記を確認してください。対応していないモデルを無理に使うのは危険なので、その場合は持っていくのを諦めるか、海外対応のモデルを新しく用意するのがおすすめです。
ホテルのドライヤーを使える場合もある
ドライヤーはホテルで使えることも多い
「ドライヤーをどうするか」で悩んでいる方に朗報です。実は、イギリスのホテルにはドライヤーが備え付けられていることが多いのです。中級以上のホテルであれば、ほとんどの場合、客室にドライヤーが用意されています。
備え付けがない場合でも、フロントに連絡すれば貸し出してくれるホテルも多くあります。つまり、わざわざ日本から持参しなくても、現地で問題なく使えるケースが多いということです。
持参するか迷ったらホテル設備を確認
ただし、すべての宿泊先で必ずドライヤーが使えるとは限りません。とくに安価なホステルやB&B、民泊などでは備え付けがないこともあります。
心配な方は、予約サイトの設備情報を確認したり、宿泊先に直接問い合わせてみると確実です。ホテルで使えるとわかれば、荷物を一つ減らせるので、パッキングもぐっと楽になりますよ。
出発前チェックリスト
ここまでの内容をもとに、出発前に確認しておきたいポイントをまとめました。旅行前にひとつずつチェックしてみてください。
- [ ] 変換プラグ(BFタイプまたはマルチタイプ)を用意した
- [ ] スマホ・PC充電器に「100-240V」の表記があるか確認した
- [ ] ヘアアイロンなど熱を使う家電の対応電圧を確認した
- [ ] 宿泊先にドライヤーの備え付けがあるか確認した
この4つがクリアできていれば、電源まわりの準備は万全です。あとは旅行そのものを楽しむだけですね。
まとめ
イギリス旅行では、変換プラグは基本的に必要です。日本とはコンセントの形が違うため、変換プラグがないとスマホもパソコンも充電できません。
一方で、変圧器は必ずしも必要ではありません。スマホやノートパソコン、タブレットなどの最近の充電器は海外電圧に対応していることが多く、変換プラグだけでそのまま使えます。ただし、念のため充電器の「100-240V」表記は確認しておきましょう。
ドライヤーやヘアアイロンなど熱を使う家電は注意が必要で、海外対応モデルでないと使えません。ドライヤーについては、ホテルに備え付けがあることも多いので、持参するかどうかは宿泊先の設備を確認してから決めるのがおすすめです。
しっかり準備を整えて、安心してイギリス旅行を楽しんでくださいね。

