ウィンザー城はロンドン中心部から電車で約1時間の場所にある、英国王室ゆかりの名城です。市内から少し離れているため旅程に入れるか悩みやすいスポットですが、王室文化や歴史的建築に興味があるなら、十分に訪れる価値があります。
城内では、豪華なステート・アパートメント、セント・ジョージ礼拝堂、メアリー王妃のドールハウスなどを見学でき、半日の日帰り観光でも満足度の高い時間を過ごせます。
一方で、チケット予約のタイミングや礼拝堂の公開日、ロンドンからの行き方、個人手配とツアーの選び方など、事前に確認しておきたい点もあります。
この記事では、見どころ・アクセス・チケット予約まで詳しく解説します。
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ウィンザー城とは?どんな場所?

イギリス王室ゆかりの歴史ある城
ウィンザー城は、現在も王室が公式行事や週末の滞在で使う「現役の城」です。観光客向けに開放されている宮殿、というよりは、王室の住まいの一部を観光時間帯だけ見学させてもらっている、という方が感覚的には近いかもしれません。
そのため、王室の予定によって一部エリアが閉鎖されることがあったり、見学日に王室旗が掲げられているのを目にすることもあります。バッキンガム宮殿よりも「王室の暮らしの場としての城」を実感しやすい場所だと感じます。
バッキンガム宮殿との違い
ロンドン旅行で「王室っぽい場所」というと、まずバッキンガム宮殿が思い浮かびます。バッキンガム宮殿はロンドン中心部にあり、衛兵交代のセレモニーや外観の写真がメインの楽しみ方になります。内部公開は夏季中心に限られていて、観光的にはやや短時間で終わりがちです。
一方ウィンザー城は、ステート・アパートメントなど内部見学のボリュームがあり、城そのものを見て歩く時間が長く取れます。バッキンガム宮殿の前を通り過ぎる15〜30分の観光とは別物で、半日かけてじっくり楽しむ作りになっています。「王室の雰囲気をしっかり味わいたい」という場合は、ウィンザー城も候補に入れて損はないです。
ウィンザー城はどこにある?
場所はロンドン西側のウィンザー(Windsor)という街にあります。ロンドン中心部から見ると西寄りの郊外、というイメージです。
最寄り駅はWindsor & Eton Central駅、もしくはWindsor & Eton Riverside駅の2つ。どちらの駅からも城までは徒歩5〜10分ほどで、駅を出てすぐに城壁が見えてきます。地理的にはヒースロー空港からも近いのですが、空港から直接荷物を持って観光するのはおすすめしにくく、基本はロンドン市内に拠点を置いてから日帰りで向かう形が無難です。
ウィンザー城の見どころ
ステート・アパートメント
ウィンザー城観光のメインがここです。歴代の王・女王が公式行事で使ってきた部屋を順路に沿って見て回る形式で、絵画、調度品、天井装飾など、王室らしい豪華な空間が続きます。
時期や王室行事によって公開状況が変わることがあり、特に冬から春先にかけては一部の部屋が閉鎖されることもあります。訪問日の公開状況はRoyal Collection Trustの公式サイトのウィンザー城ページで一覧化されているので、出発前に一度目を通しておきましょう。なお、内部は撮影不可のエリアが多めです。

セント・ジョージ礼拝堂
ステート・アパートメントと並んで、ウィンザー城観光で外せない見どころです。歴代の王の埋葬地であり、ヘンリー王子(サセックス公爵)とメーガン妃の結婚式の会場としても知られています。エリザベス女王が眠る場所もここです。
注意点として、礼拝堂は日曜と礼拝時間中は観光見学ができません。土曜にウィンザー城へ行く方は問題ありませんが、日曜を予定している方は「ステート・アパートメントは見られるが礼拝堂は中に入れない」と覚悟しておく必要があります。王室行事や特別礼拝の日も閉まることがあるため、行く日の公開状況を旅行前に必ず確認してください。

ラウンド・タワー
ウィンザー城の外観のシンボルになっている、丘の上の円形の塔です。通常は内部に入れませんが、外から眺めるだけでも城のスケール感が伝わってきます。城の敷地内を歩きながら、いろいろな角度から見上げてみるのがおすすめです。

衛兵交代
ウィンザー城でも衛兵交代を見ることができます。ただし、実施日や時間は時期によって変わり、平日のみだったり、行事で中止になることもあります。バッキンガム宮殿の衛兵交代に比べると観客の密度が低く、比較的近くで見やすいという良さがあります。

城内・城外からの写真スポット
城内の建物内部は撮影不可の場所が多いですが、城の敷地内の屋外スペースや、城外の街側からの撮影は問題ありません。特にThe Long Walk方面から眺めるウィンザー城は、奥行きのある景色で写真映えします。
外観の写真を撮りたい方は、城を出た後にウィンザーの街を少し歩いてみると、ロンドンとは違う雰囲気の街並みも一緒に収められます。

ウィンザー城のチケットは必要?予約すべき?
城内見学にはチケットが必要
ウィンザー城の周辺を歩いたり、街並みや外観の写真を撮るだけなら、チケットは必要ありません。一方で、ステート・アパートメント、セント・ジョージ礼拝堂、ドールハウスといった主要な見どころに入るには入場チケットが必要です。
チケットで見学できる範囲は時期によって変わることがあり、特定エリアが閉鎖されている期間は料金が下がることもあります。
チケットは事前予約がおすすめ
当日券も販売していますが、日程が固まっているなら事前予約をおすすめします。
平日のオフシーズンであれば当日券で入れる可能性が高めですが、週末や観光シーズンは行列が長くなりやすく、当日券枠が売り切れることもあります。ウィンザー城を旅の主目的にしているなら、事前予約しておく方が確実です。
ウィンザー城のチケットは公式サイトで買うのがおすすめ
ウィンザー城のチケットを買うなら、基本的にはRoyal Collection Trustの公式サイトから予約するのがおすすめです。
公式サイトなら、最新の料金や開館日、入場時間、セント・ジョージ礼拝堂の公開状況などを一次情報として確認できます。入場チケット単体であれば、予約サイトや旅行会社を通すよりもシンプルで、料金面でも最も分かりやすい購入方法です。
英語のサイトではありますが、予約の流れはそこまで複雑ではありません。日付、入場時間、人数、チケット種別を選んで決済するだけなので、海外サイトでの予約に慣れていない方でも比較的進めやすいです。
公式サイトでのチケット購入方法
公式サイトでの予約は、主に以下の流れで進みます。
- ウィンザー城公式サイトにアクセスする
- 「BOOK NOW」ボタンをクリック

- 大人、子どもなどチケット種別と人数を選ぶ

- 訪問日と入場時間を選択する

- 連絡先と名前を入力する

- チケットの受け取り方を選択する
※窓口での受け取りは列に並ぶ可能性があるので、メールでの受け取りがおすすめです。
- 決済情報を入力する
予約時には、入場日と時間枠を間違えないように注意しましょう。特に観光シーズンや週末は混みやすいため、予定が決まっている場合は早めに予約しておくと安心です。
また、ウィンザー城は王室行事などの都合で、一部エリアが急に閉鎖されることがあります。予約前には、公式サイトで最新の開館情報も確認しておきましょう。
Klook・GetYourGuide・VELTRAなどで買うメリットはある?
Klook、GetYourGuide、VELTRAなどの予約サイトでも、ウィンザー城のチケットや関連ツアーが販売されていることがあります。
ただし、チケット単体で購入するなら、基本的には公式サイトがおすすめです。予約サイトは日本語で内容を確認できる点が便利ですが、料金やキャンセル条件、入場方法が公式サイトと異なる場合があります。
一方で、以下のような場合は予約サイトや旅行会社のツアーを検討してもよいでしょう。
- 日本語で予約内容を確認したい
- ロンドン発の送迎付きツアーを利用したい
- ストーンヘンジやバースなど、他の観光地とセットで回りたい
- 各予約サイトのポイントやクーポンを使いたい
特にVELTRAや現地旅行会社は、チケット単体よりも送迎付きツアーや日本語対応ツアーを探したい人向けです。自力で電車やバスを使って行く場合は、公式サイトからチケットだけ購入する方がシンプルです。
ロンドンパスで入れる?
ロンドンパス(The London Pass)では、対象期間中にウィンザー城が含まれている場合があります。
ただし、対象施設や予約条件は変更されることがあるため、購入前に最新の対象リストを確認してください。ウィンザー城が含まれている場合でも、時間指定の事前予約が必要になるケースがあります。
「パスを買えば当日そのまま入れる」とは限らないため、ロンドンパスを利用する場合も、事前に予約方法を確認しておきましょう。
ロンドンパスを買うかどうかで迷っている方は、「ロンドンパスはお得?いらない?元が取れる人・損する人を解説」の記事も合わせて読んでみてください。
ロンドンからウィンザー城への行き方
行き方は主に3つ
ロンドンからウィンザー城へのアクセス方法は、大きく分けて下記の3パターンです。
| 行き方 | 所要時間の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|
| Paddington駅→Slough乗り換え | 片道40分前後 | 早く着きたい人 |
| Waterloo駅から直通系ルート | 片道1時間前後 | 乗り換えを減らしたい人 |
| 日帰りツアー | 半日〜1日 | 移動やチケット手配が不安な人 |
時間重視ならPaddington経由、シンプルさ重視ならWaterloo経由、不安をまるごと預けたいならツアー、という整理で考えると選びやすいです。
宿泊エリアごとに、相性のよいルートも整理しておきます。
| 宿泊エリア | 選びやすいルート |
|---|---|
| パディントン・ベイズウォーター・マリルボーン周辺 | Paddington経由 |
| ウォータールー・サウスバンク周辺 | Waterloo経由 |
| キングス・クロス、コヴェント・ガーデンなど中心部 | Paddington経由(地下鉄で移動) |
| 初めての海外で乗り換えが不安 | 日帰りツアー |
Paddington駅から行くルート
Paddington駅からSlough駅まで行き、Slough駅でWindsor & Eton Central方面の支線に乗り換えるルートです。
乗り換えが1回入りますが、各区間の所要時間が短いため、合計では片道40分前後と最速クラスになりやすいです。Paddington周辺やマリルボーン、ベイズウォーターあたりに泊まっている方は、このルートが使いやすいです。
ただし、Slough駅での乗り換えは初めてだと少し戸惑うこともあるので、案内表示と発車番線を駅で再確認してから動くと安心です。
Waterloo駅から行くルート
Waterloo駅からWindsor & Eton Riverside駅方面に出ている路線を使うルートです。
乗り換えなしで一本で行けるので、ルートとしてはこちらの方がシンプルです。所要時間はPaddington経由よりやや長く、片道1時間前後を見ておくと安心です。Waterloo、サウスバンク、ウォータールー周辺のホテルに泊まっている方には便利です。
電車チケットの買い方
電車のチケットは、National Railの公式サイト、Trainline、駅の券売機などで購入できます。事前にオンラインで購入しておくと、当日の待ち時間を減らせます。
往復(Return)チケットの方が片道2枚買うより少し割安になるケースがあること、時間帯によってオフピーク料金が適用されることなど、料金体系がやや複雑なので、購入時に表示される選択肢をひと通り見比べてから決めるのが無難です。鉄道ストライキや工事による運休情報も、National Railのサイトで当日確認できます。
オイスターカードは使える?
結論として、ロンドン市内の地下鉄やバスのような感覚でオイスターカードを使うのは難しいです。Paddington経由・Waterloo経由ともにNational Railの区間を含むため、ルートによってオイスターカードやコンタクトレス決済の可否が変わります。
直近では、ロンドン近郊のNational Rail区間でコンタクトレス決済が使える範囲が広がっていますが、ウィンザー方面が含まれるかはルートと区間によって異なります。一番手堅いのは、紙のチケットかオンラインチケットを事前に押さえておく方法です。最新の対応状況は、Transport for Londonと各鉄道会社の案内ページをその都度チェックしてください。
ツアーで行く方法
電車移動や乗り換えに不安がある場合は、日帰りツアーも選択肢になります。
ロンドン市内の集合場所からバスで送迎してくれるので、移動の段取りを自分でする必要がありません。ウィンザー城単体のツアー、ストーンヘンジやバースとセットになった終日ツアーなど、商品ラインナップが豊富です。
一方で、ツアーは集合時間や見学時間が決まっているため、ウィンザーで自由に過ごせる時間は個人手配より少なくなりがちです。日本語ガイド付きのツアーは選択肢が限られるので、英語ツアーでもよいかも合わせて検討してください。
ウィンザー城観光の注意点
セキュリティチェックがある
ウィンザー城は王室の現役施設のため、入場前にセキュリティチェックがあります。手荷物検査と金属探知の両方があり、空港ほどではないものの、ある程度の時間がかかります。
大きな荷物・スーツケースに注意
セキュリティチェック上、大きな荷物やスーツケースの持ち込みには制限があります。
スーツケースを持っての観光は基本的におすすめできません。到着日や帰国日に寄りたい場合も、ロンドン市内のホテルや駅のロッカーに荷物を預けてから向かう方が体力的にも楽です。荷物サイズの上限は時期によって変わるので、訪問前に公式サイトのVisitorページで一度確認しておいてください。
内部は写真撮影できない場所がある
ステート・アパートメントなど、城内のメインエリアは撮影不可です。礼拝堂の内部も同様です。
セント・ジョージ礼拝堂の公開日に注意
セント・ジョージ礼拝堂は日曜と礼拝時間中、王室行事や特別行事の日は観光見学できません。
ウィンザー城へ行く日が日曜に当たる方は、礼拝堂に入れない前提で予定を組むか、可能なら土曜や平日に日付をずらせないか考えてみてください。せっかく郊外まで足を伸ばすなら、礼拝堂に入れる日を選ぶのがおすすめです。
鉄道ストライキ・遅延に注意
イギリスでは鉄道ストライキが時期によって発生します。直前にストライキが告知されることもあるので、出発日の朝にもう一度運行情報を見ておくと安心です。
ストライキで電車が動かない場合は、ツアーバスや代替交通の検討、もしくは別の日に振り替えるのが現実的です。
歩きやすい靴がおすすめ
ウィンザー城の敷地内は石畳や坂が多く、街歩きやThe Long Walk散策まで含めると意外と歩きます。ヒールや慣れない革靴ではなく、スニーカーやウォーキングシューズが安心です。
ウィンザーの街は冬は風が冷たく、夏の日が長い時間帯は日差しが強めなので、季節に合わせた服装も意識してください。
よくある質問
- ウィンザー城はロンドンから日帰りできますか?
-
日帰りできます。電車でもツアーでも片道1時間前後でアクセスでき、半日〜1日の観光として組み込みやすい距離感です。
- ウィンザー城のチケットは当日でも買えますか?
-
空き状況によります。平日のオフシーズンなら入れる可能性が高めですが、週末や夏のハイシーズンは事前予約の方が安心です。
- ウィンザー城はオイスターカードで行けますか?
-
ロンドン市内の地下鉄とは異なり、National Rail区間を利用するルートになります。区間ごとにオイスターカードやコンタクトレス決済の可否が変わるため、事前に紙のチケットやオンラインチケットを購入しておく方が確実です。
- ウィンザー城の見学時間はどれくらいですか?
-
城内見学だけなら2時間前後、セキュリティチェックやランチ、街歩きも含めるなら半日程度を見ておくと安心です。
- セント・ジョージ礼拝堂はいつでも見学できますか?
-
いつでも観光見学できるわけではありません。日曜、礼拝時間、王室行事の日は観光見学ができないため、訪問日の公開状況を事前に確認してください。
- ウィンザー城にスーツケースは持ち込めますか?
-
大きな荷物の持ち込みには制限があり、現実的にはおすすめできません。ロンドン市内のホテルや駅のロッカーに預けてから出かけるのが無難です。
- ウィンザー城周辺でランチはできますか?
-
できます。城周辺にはレストランやカフェがあり、観光前後に食事を組み込みやすいエリアです。
- ウィンザー城はツアーで行くべきですか?
-
電車移動に不安がある場合や、ストーンヘンジ・バースなど他のスポットも一緒に回りたい場合はツアーが向いています。ウィンザー城だけを自分のペースでじっくり楽しみたいなら、個人手配が使いやすいです。
まとめ
ウィンザー城は、ロンドンから日帰りで英国王室の歴史や豪華な城内を楽しめる人気スポットです。ただし、セント・ジョージ礼拝堂の公開日やチケットの空き状況、当日の鉄道運行など、事前に確認しておきたい点もあります。旅行日程が決まったら、早めに公式サイトで最新情報を確認しておきましょう。
- ウィンザー城はロンドンから電車で約40分〜1時間
- 城内見学には入場チケットが必要
- 週末や観光シーズンは事前予約がおすすめ
- セント・ジョージ礼拝堂は日曜や礼拝時間中は観光見学できない
- 城内見学は約2時間、街歩きや食事を含めるなら半日が目安
- 移動に不安がある場合は、ロンドン発の日帰りツアーも便利
- 最新の開館情報や公開状況はRoyal Collection Trustの公式サイトで確認する
※記事内の情報は執筆時点のものです。チケット料金、開館時間、公開エリア、鉄道の運行状況などは変更される可能性があるため、訪問前に必ず公式サイトをご確認ください。






