テート・モダン(Tate Modern)は、テムズ川南岸のBanksideにある、ロンドンを代表する近現代美術館です。
ピカソやマティス、ロスコなど近現代美術を代表する作家の作品を所蔵するほか、かつての発電所を改装した巨大な建物そのものも見どころになっています。
一般の常設コレクションは無料で、通常入館のための事前予約も必要ありません。
一方、期間限定の企画展は有料になることがあるため、「テート・モダンはすべて無料」と考えないようにしましょう。
この記事では、テート・モダンの入場料・予約の仕組み、有料企画展のチケット購入方法、見どころ、有名作品、行き方、営業時間、所要時間、写真撮影について解説します。
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- 常設コレクションは無料
- 通常入館は事前予約不要
- 有料企画展を見る場合は別途チケットが必要
- 有料企画展のチケットはTate公式サイトから予約する
- 16〜25歳はTate Collectiveに登録すると対象企画展を£5で利用できる
- Turbine Hallや旧発電所を生かした建築も大きな見どころ
- 2026年8月確認時点では、ロスコのSeagram Muralsやピカソの「Weeping Woman」などが展示されている
- 代表作品中心なら1〜1.5時間、常設展示を一通り見るなら2〜3時間程度が目安
- 月〜木・日曜日は10:00〜18:00、金・土曜日は10:00〜21:00
- Southwark駅やBlackfriars駅からアクセスできる
- セント・ポール大聖堂やミレニアム・ブリッジと組み合わせやすい
※展示作品や企画展は入れ替わります。特定の作品を目的に訪れる場合は、訪問前にTate公式サイトで「On display」の表示を確認してください。
テート・モダンとは?
テート・モダンは、世界の近現代美術を中心に展示する美術館です。
ロンドンには「Tate」の名前が付く美術館が複数ありますが、テート・モダンは国際的な近現代美術を中心としています。
一方、テート・ブリテンはイギリス美術を中心に展示しており、ターナーやラファエル前派などを見たい方に向いています。
テート・モダンでは、絵画や彫刻だけでなく、写真、映像、インスタレーション、パフォーマンスなど幅広い表現を見ることができます。
「ロンドンで有名な現代アートを見たい」という場合は、まず候補にしたい美術館です。
テート・モダンは元々発電所だった
テート・モダンの建物は、もともとBankside Power Stationという発電所でした。
巨大なレンガ造りの建物を美術館へ転用し、2000年にテート・モダンとして開館しています。
改修設計を手掛けたのは、スイスの建築家ユニットHerzog & de Meuronです。
発電所時代の巨大な空間を生かしたTurbine Hallは、現在もテート・モダンを象徴する場所になっています。
一般的な美術館とはかなり雰囲気が異なるため、現代美術に詳しくない方でも建物そのものを楽しみやすいでしょう。
テート・モダンは入場無料・予約不要
常設コレクションは無料
テート・モダンの一般の常設コレクションは無料で見学できます。
通常入館のために有料チケットを購入する必要はありません。
ロンドンには入場料が高い観光スポットも多いですが、テート・モダンは無料で大規模な近現代美術コレクションを楽しめるのが大きな魅力です。
「観光の途中に1時間だけ立ち寄りたい」という場合でも利用しやすいでしょう。
通常入館は予約不要
無料の常設展示を見るだけなら、事前予約や時間指定チケットは必要ありません。
無料チケットをオンラインで取得しておく必要もなく、開館時間内に直接入館できます。
そのため、旅行中に予定が空いたときや、雨が降ったときに立ち寄るスポットとしても使いやすいです。
有料企画展は別途チケットが必要
テート・モダンでは、年間を通してさまざまな期間限定企画展が開催されています。
これらの企画展は、常設展示とは別に有料チケットが必要になることがあります。
人気の企画展では時間指定チケットが売り切れる場合もあるため、見たい展覧会が決まっているなら事前予約がおすすめです。
Tate公式サイトの「What’s on」や「Now Booking」から、開催期間、料金、空き状況を確認できます。
有料企画展のチケットはどこで買う?
Tate公式サイトから購入するのがおすすめ
テート・モダンの有料企画展を見る場合は、Tate公式サイトからチケットを購入しましょう。
Tateのチケット利用規約では、Tateの企画展・イベントチケットはTateが唯一の販売元であると案内されています。
非公式の販売元から購入したチケットは無効になり、入場できない可能性があります。
そのため、宮殿などの観光スポットのように公式サイトと外部予約サイトを比較するのではなく、テート・モダンの有料企画展は公式サイトから直接予約するのが基本です。
常設展示だけを見る場合は、そもそもチケットを購入する必要はありません。
16〜25歳ならTate Collectiveを確認
16〜25歳の方は、無料の「Tate Collective」に登録すると、対象となるTateの企画展を£5で利用できます。
本人だけでなく、最大3人の友人分まで£5チケットを購入できます。
Tate Collectiveへの登録自体は無料です。
また、Tateのカフェやバーの割引、ショップの割引などの特典も用意されています。
16〜25歳で有料企画展を見たい方は、通常料金で購入する前にTate Collectiveを確認しておくとよいでしょう。
入場時には年齢確認のため身分証明書を求められます。
テート・モダンの有料企画展を予約する方法
ここからは、Tate公式サイトで有料企画展を予約する基本的な流れを紹介します。
常設展示だけを見る場合は、この手続きは必要ありません。
STEP 1|Tate公式サイトで企画展を探す
Tate公式サイトの「What’s on」から、テート・モダンで開催されている企画展を確認します。
Tate Britain、Tate St Ivesなど、ほかのTate施設の企画展も表示されるため、会場が「Tate Modern」になっているか確認しましょう。
見たい企画展を選び、詳細ページを開きます。
STEP 2|見たい企画展を選ぶ
企画展のページを開き、開催期間、会場を確認します。
旅行日程に合うことを確認したら、「Book tickets」などのボタンから予約画面へ進みます。

STEP 3|Tate Members・Tate Collectiveの案内を確認する
企画展を選んで予約画面へ進むと、日付選択の前に「Tate Members」と「Tate Collective」の案内が表示される場合があります。
Tate Membersは、対象となる企画展に無料で入場できるTateの有料会員制度です。
また、16〜25歳の場合は、無料の「Tate Collective」に登録すると、対象の企画展のチケットを£5で購入できる場合があります。
これらを利用せず、通常料金でチケットを購入する場合は、画面下の「Skip for now」を選択して次へ進みます。

STEP 4|訪問日と入場時間を選ぶ
カレンダーから訪問日を選び、空いている入場時間を選択します。
有料企画展のチケットは指定された日付・時間に対して発行されます。
常設展示は予約不要ですが、有料企画展は時間指定になることがあるため、ほかの観光予定も考えて選びましょう。


STEP 5|チケット種別と人数を選ぶ
大人、Tate Collective、その他対象となるチケット種別から必要な人数を選びます。
Tate Memberは企画展を無料で利用でき、通常は事前予約も不要です。
Tate Collectiveの£5チケットを利用する場合は、対象年齢などの条件を確認してください。

STEP 6|寄付の有無を選ぶ
チケットの種類と人数を選ぶと、Tateへの寄付を案内する画面が表示されます。
寄付は任意のため、通常のチケット料金だけで購入したい場合は「Add to basket without donation」を選択します。
寄付をする場合は「Continue with donation」を選択します。画面に表示されている金額がチケット料金に追加されます。
観光目的で通常の入場チケットを購入するだけであれば、寄付をせずにそのまま予約を進めても問題ありません。

STEP 7|予約内容を確認する
訪問日、入場時間、チケットの種類、人数、合計料金を確認します。
Tateの企画展チケットは、基本的に購入後の返金に対応していません。
訪問日や時間を間違えていないか、決済前にもう一度確認しましょう。

STEP 8|購入者情報と支払い情報を入力する
氏名やメールアドレスなどの購入者情報を入力し、クレジットカードなどで支払いを行います。
予約完了後にe-ticketが届くため、メールアドレスの入力間違いには注意してください。
STEP 9|e-ticketを保存する
オンライン予約が完了すると、予約確認メールとは別にPDF形式のe-ticketが届きます。
当日はスマートフォンやタブレットに表示するか、印刷したチケットを企画展の入口で提示します。
テート・モダンの見どころ
Turbine Hall
テート・モダンを象徴する空間がTurbine Hallです。
発電所時代の巨大なタービンホールを生かした吹き抜け空間で、テート・モダンの建物のスケールを最も感じやすい場所です。
大規模なインスタレーション作品が展示されることもあります。
現代美術に詳しくない方でも、まずTurbine Hallを歩くだけでテート・モダンらしい雰囲気を楽しめるでしょう。

Mark RothkoのSeagram Murals
Mark Rothkoの作品は、テート・モダンを代表する見どころの一つです。
2026年8月確認時点では、「In the Studio」の展示内でSeagram Muralsを見ることができます。
「Black on Maroon」や「Red on Maroon」など、大きな色面で構成された作品群が展示されています。
写真で見る場合と、実際に作品に囲まれた空間で見る場合では印象が大きく異なります。
ロスコを目的に訪れる方は、当日の展示場所をTate公式サイトや館内マップで確認しておきましょう。
Picasso「Weeping Woman」
Pablo Picassoの「Weeping Woman」も、テート・モダンの有名作品の一つです。
1937年に制作された作品で、ピカソの代表的な「泣く女」のイメージとして知られています。
ただし、美術館では展示替えや貸し出しが行われることがあります。
ピカソ作品を見ることを目的に訪れる場合は、訪問前にTate公式サイトの「On display」を確認してください。
Henri Matisse「The Snail」
Henri Matisseの「The Snail」もテート・モダンを代表する作品の一つです。
切り紙絵による鮮やかな色彩が特徴で、マティス晩年の代表作として知られています。
展示場所は変更される可能性があるため、当日の館内マップも確認しましょう。
また、展示替えや貸し出しが行われることもあります。
訪問前にTate公式サイトの「On display」を確認してください。
テート・モダンへの行き方
Southwark駅からアクセスできる
テート・モダンはテムズ川南岸のBanksideにあります。
地下鉄ではJubilee LineのSouthwark駅からアクセスできます。
駅から美術館までは少し歩きますが、ロンドン中心部から向かいやすいルートの一つです。
訪問当日はGoogle MapsやTfLで最新ルートを確認するとよいでしょう。
Blackfriars駅からもアクセスできる
Blackfriars駅からもテート・モダンへ歩いてアクセスできます。
Blackfriarsは地下鉄District Line・Circle Lineのほか、National Railも利用できる駅です。
滞在場所やその前後の観光地によって、Southwark駅と使い分けるとよいでしょう。
セント・ポール大聖堂側からはミレニアム・ブリッジを渡る
セント・ポール大聖堂とテート・モダンを同じ日に訪れるなら、ミレニアム・ブリッジを歩いて渡るルートがおすすめです。
橋からテムズ川や周辺の景色を見ながら移動でき、ロンドンらしい散策を楽しめます。
テート・モダン側からセント・ポール大聖堂を正面に見る景色も印象的です。
営業時間・所要時間・写真撮影
営業時間
2026年8月確認時点の通常営業時間は以下の通りです。
| 曜日 | 営業時間 |
|---|---|
| 月〜木 | 10:00〜18:00 |
| 金・土 | 10:00〜21:00 |
| 日 | 10:00〜18:00 |
金曜日と土曜日は21:00まで開館しているため、日中にほかの観光スポットを回ったあとに立ち寄ることもできます。
通常は12月24日〜26日が休館です。
企画展やカフェ、レストランなどは美術館全体と営業時間が異なる場合があります。
訪問前にTate公式サイトで最新情報を確認してください。
所要時間
テート・モダンは非常に大きいため、どこまで見るかによって所要時間が大きく変わります。
目安としては以下の通りです。
| 見学スタイル | 所要時間 |
|---|---|
| Turbine Hall+有名作品中心 | 1〜1.5時間 |
| 常設展示を一通り見る | 2〜3時間 |
| 有料企画展も含めてじっくり見る | 半日程度 |
「ロスコとピカソは見たい」など、目的の作品が決まっている場合は1〜1.5時間程度でも楽しめます。
一方、Natalie Bell BuildingとBlavatnik Buildingを行き来しながら常設展示を一通り見る場合は、2〜3時間程度確保した方がよいでしょう。
現代美術は作品の解説を読むかどうかでも滞在時間が変わります。
時間が限られている場合は、あらかじめ見たい作品や展示エリアを決めておくのがおすすめです。
写真撮影
テート・モダンでは、館内の多くの場所で個人利用の写真撮影が可能です。
撮影する場合はフラッシュをオフにしましょう。
作品によっては撮影禁止になっている場合があるため、展示室の案内表示を確認してください。
作品に触れたり、柵や床の境界を越えたりしないよう注意しましょう。
商用目的の撮影や本格的な撮影を行う場合は、Tateへの事前申請が必要です。
カフェ・レストラン・ショップ
館内で食事や休憩ができる
テート・モダンには複数のカフェ、バー、レストランがあります。
館内を2〜3時間以上見学する場合は、途中で休憩を挟むと回りやすいでしょう。
施設ごとに営業時間が異なります。
たとえばThe Cornerは通常の美術館閉館後も営業する日があります。
利用したい店舗が決まっている場合は、Tate公式サイトで当日の営業時間を確認してください。
持参した食事を食べられる場所もある
持参した食事や飲み物を、ギャラリー展示室内で飲食することはできません。
一方、Turbine Hallや館内の一部コンコース、屋外の芝生など、持参した食事を食べられる場所もあります。
カフェやレストラン内では、その店舗で購入した飲食物を利用しましょう。
ショップは3か所ある
テート・モダンには複数のミュージアムショップがあります。
2026年8月確認時点では、主に以下のショップがあります。
- Turbine Hall Shop
- River Shop
- Terrace Shop
現代美術に関する書籍、企画展の図録、ポストカード、ポスター、プリント、雑貨などを購入できます。
美術館らしいお土産を探したい方は、見学後に立ち寄ってみるとよいでしょう。
テート・モダンとテート・ブリテンの違い
テート・モダンとテート・ブリテンはどちらもTateが運営する美術館ですが、展示の中心が異なります。
| 美術館 | 主な特徴 |
|---|---|
| テート・モダン | 世界の近現代美術、ロスコ、ピカソ、マティスなど |
| テート・ブリテン | イギリス美術、ターナー、ラファエル前派など |
ロスコやピカソなど国際的な近現代美術を見たい場合は、テート・モダンが向いています。
一方、ターナーやミレーの「オフィーリア」など英国美術を見たい場合は、テート・ブリテンがおすすめです。
どちらも一般の常設展示は無料です。
美術館が好きな方は、別日に両方訪れてもよいでしょう。
よくある質問
- テート・モダンは予約が必要ですか?
-
一般の常設展示を見るだけなら予約は必要ありません。
無料チケットを事前に取得する必要もなく、開館時間内に直接入館できます。
有料企画展を見る場合は、事前予約がおすすめです。
- 入場料はいくらですか?
-
一般の常設コレクションは無料です。
期間限定企画展は別料金になる場合があり、料金は企画展によって異なります。
- 有料企画展のチケットはどこで買えますか?
-
Tate公式サイトから購入できます。
Tateは企画展・イベントチケットについてTate自身が唯一の販売元であると案内しているため、非公式サイトから購入するのは避けましょう。
- 有料企画展は予約した方がいいですか?
-
見たい企画展と訪問日が決まっているなら事前予約がおすすめです。
人気の展覧会では希望時間が売り切れる場合があります。
- 16〜25歳は企画展が安くなりますか?
-
無料のTate Collectiveに登録すると、対象となる企画展を£5で利用できます。
最大3人の友人分まで£5チケットを購入できます。
入場時には年齢確認ができる身分証明書が必要です。
- ロスコの作品は見られますか?
-
2026年8月確認時点では、Seagram Muralsを含むMark Rothkoの作品がテート・モダンで展示されています。
ただし展示替えがあるため、訪問前にTate公式サイトで最新の展示状況を確認してください。
- ピカソの作品は見られますか?
-
2026年8月確認時点では、Pablo Picassoの「Weeping Woman」がテート・モダンで展示されています。
作品は貸し出しや展示替えによって移動する可能性があるため、訪問前に「On display」の表示を確認しましょう。
- 最寄り駅はどこですか?
-
Southwark駅やBlackfriars駅からアクセスできます。
セント・ポール大聖堂側から訪れる場合は、ミレニアム・ブリッジを歩いて渡るルートもおすすめです。
- 所要時間はどれくらいですか?
-
Turbine Hallと有名作品を中心に見るなら1〜1.5時間程度が目安です。
常設展示を一通り見る場合は2〜3時間程度確保するとよいでしょう。
企画展までじっくり見る場合は半日程度かかることもあります。
- 金曜日と土曜日は夜も入れますか?
-
2026年8月確認時点では、金曜日と土曜日は10:00〜21:00まで開館しています。
月〜木曜日と日曜日は10:00〜18:00です。
- 館内で写真を撮れますか?
-
館内の多くの場所で個人利用の写真撮影ができます。
フラッシュは使用せず、個別に撮影禁止の表示がある作品では撮影しないようにしましょう。
まとめ|無料で現代美術と建築を楽しめる
テート・モダンは、ロンドンで近現代美術を楽しみたい方におすすめの美術館です。
一般の常設コレクションは無料で、通常入館のための予約も必要ありません。
ロスコやピカソなどの作品だけでなく、Turbine Hallや旧発電所を生かした建築も大きな見どころです。
- 常設コレクションは無料
- 通常入館は予約不要
- 有料企画展は別途チケットが必要
- 有料企画展はTate公式サイトから予約する
- 16〜25歳はTate Collectiveで対象企画展を£5で利用できる
- Turbine Hallや旧発電所の建築も見どころ
- 2026年8月時点ではロスコやピカソの代表作品も展示されている
- Southwark駅やBlackfriars駅からアクセスできる
- 代表作品中心なら1〜1.5時間、常設展示を一通り見るなら2〜3時間程度が目安
- 金・土曜日は21:00まで開館
無料の常設展示だけを見る場合は、チケットを用意せずそのまま訪れて問題ありません。
有料企画展を見たい場合だけ、Tate公式サイトから希望日時のチケットを予約しておきましょう。
また、特定の作品を目的に訪れる場合は、展示替えや貸し出しに備えて訪問直前にTate公式サイトで「On display」の表示を確認しておくと安心です。
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