オックスフォードは、映画『ハリー・ポッター』シリーズの撮影に使われた場所が残る、ファンなら訪れてみたい街のひとつです。
特に押さえておきたいのは、Christ Church(クライスト・チャーチ)、Bodleian Library(ボドリアン図書館)、New College(ニュー・カレッジ)の3か所です。
Christ Churchでは階段や回廊が映画に登場し、Great Hallはホグワーツの大広間セットの着想源になりました。Bodleian LibraryではDivinity Schoolがホグワーツの医務室、Duke Humfrey’s Libraryがホグワーツの図書館として使われています。New Collegeの回廊と中庭も『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の撮影場所です。
ロンドンからOxfordまではLondon Paddingtonから電車で約1時間。時間をうまく組めば、ロンドン旅行中の日帰り聖地巡りも十分できます。
この記事では、オックスフォードにあるハリー・ポッターのロケ地、映画のどの場面で使われたのか、予約のポイント、ロンドンからの行き方を紹介します。
※料金・営業時間・ツアー内容・閉鎖日は変更されることがあります。この記事では2026年8月16日時点で確認できる公式情報をもとに整理していますが、訪問前に必ず各施設の公式サイトで最新情報を確認してください。
- オックスフォードでハリーポッター目的なら、まずChrist Church、Bodleian Library、New Collegeの3か所を押さえる
- Christ ChurchのGreat Hallは撮影場所ではなく、映画版ホグワーツ大広間セットの着想源
- Bodleian LibraryでDivinity SchoolとDuke Humfrey’s Libraryの両方を見たいなら、60分ツアーの内容を確認する
- New Collegeは回廊と中庭のHolm Oakが『炎のゴブレット』の印象的な場面に登場
- ルートはOxford駅からChrist Church、Bodleian Library、New Collegeの順が回りやすい
- ロンドンから日帰りするなら、Christ ChurchとBodleian Libraryの予約時間を先に決めると予定を組みやすい
オックスフォードのハリーポッター聖地は主に3か所
オックスフォード市内でハリー・ポッターを目的に訪れるなら、まず以下の3か所を押さえておきましょう。
| スポット | ハリーポッターとの関係 | 入場・予約の考え方 |
|---|---|---|
| Christ Church | Hall StaircaseやCloisterが撮影場所。Great Hallは大広間セットの着想源 | 有料。オンライン事前予約がおすすめ |
| Bodleian Library | Divinity Schoolが医務室、Duke Humfrey’s Libraryがホグワーツ図書館 | 有料。見たい場所に合うツアー確認が重要 |
| New College | 『炎のゴブレット』の回廊・中庭・Holm Oak | 有料。個人は当日入場中心、閉鎖日確認が必要 |
3か所ともOxford中心部にまとまっているため、1日でまとめて巡ることができます。
Christ ChurchとBodleian Libraryは時間指定やツアー枠の影響を受けやすいため、先にこの2つの時間を決めてから、New Collegeを前後に入れるとよいでしょう。
Christ Church|ホグワーツを感じられる代表的スポット
オックスフォードのハリー・ポッター聖地巡りで、特に有名なのがChrist Church(クライスト・チャーチ)です。
Hall StaircaseやCloisterが映画の撮影に使われ、Great Hallは映画版ホグワーツ大広間セットをデザインする際の着想源になりました。

Hall Staircase|映画で使われた階段
Christ Churchで特に見ておきたいのが、Great Hallへ続くHall Staircaseです。
Christ Church公式サイトでも、この階段が『ハリー・ポッター』を含む映画やテレビ作品で使われたと紹介されています。
石造りの階段と扇形の天井装飾が印象的で、映画を見たことがある方ならホグワーツの雰囲気を感じやすい場所です。

Great Hall|ホグワーツ大広間の着想源
階段を上った先にあるのがGreat Hallです。
ここは「ホグワーツの大広間の撮影場所」と紹介されることもありますが、実際の映画の大広間シーンをChrist Church内で撮影したわけではありません。
Warner Bros. Studio Tour London公式でも、映画のGreat HallセットはChrist Churchの16世紀のホールに着想を得て作られたと説明されています。
長いテーブルや歴史ある肖像画が並ぶ空間は、映画の大広間を思わせる雰囲気があります。

Cloisterも撮影に使われている
Christ Churchでは階段だけでなく、Cloister(回廊)も初期のハリー・ポッター映画に登場しています。
Great Hallだけを見て帰らず、回廊もあわせて歩いてみると、より「ホグワーツらしさ」を感じやすいでしょう。

Christ Churchは事前予約がおすすめ
Christ Churchはオンラインで事前予約できます。
公式サイトでは、チケットは毎週金曜日の午前10時ごろに翌週分が発売され、オンライン予約をすると入場を確保しやすく、当日券より安くなる場合があると案内されています。
Multimedia Tourには日本語を含む12言語のガイドが用意されています。
ただし、Christ Churchは現役の大学・大聖堂でもあるため、Great HallやCathedralが閉鎖される時間帯があります。予約画面には閉鎖情報が表示されるため、Great Hallを目的にする場合は時間帯を慎重に選びましょう。
Bodleian Library|ホグワーツの医務室と図書館
Christ Churchと並んで重要なのが、Bodleian Library(ボドリアン図書館)です。
ハリー・ポッター映画では、主に次の2か所が実際の撮影に使われました。
- Divinity School
- Duke Humfrey’s Library
Bodleian Libraries公式の撮影実績ページでは、『賢者の石』『秘密の部屋』『炎のゴブレット』でDuke Humfrey’s Libraryがホグワーツ図書館、Divinity Schoolが医務室として使われたと紹介されています。
Divinity School|ホグワーツの医務室
美しい石造りの天井が特徴的なDivinity School(ディヴィニティ・スクール)は、映画でホグワーツの医務室として使われました。
Bodleianの見学ページでも、Divinity Schoolはハリー・ポッター映画の医務室として見覚えがあるかもしれない、と紹介されています。
天井全体に細かな装飾が広がる印象的な空間で、オックスフォードのハリー・ポッター聖地巡りでは特に見ておきたい場所です。

Duke Humfrey’s Library|ホグワーツ図書館
もうひとつ重要なのが、Duke Humfrey’s Libraryです。
映画ではホグワーツの図書館として使用されました。
ただし、Duke Humfrey’s Libraryは現在も実際の図書館として使われているため、自由に中へ入ることはできません。見学するにはBodleian Librariesのガイドツアーへ参加する必要があります。
Old LibraryやRadcliffe Cameraなども、一般観光客が自由に入れる場所ではなく、ツアーチケットが必要です。

2つのロケ地を見たいなら60分ツアーを確認
Bodleian Librariesでは、複数のガイドツアーが実施されています。
ハリー・ポッター目的でDivinity SchoolとDuke Humfrey’s Libraryの両方を見学したい場合は、30分ツアーがおすすめです。
30分ツアーは£12.50で、Duke Humfrey’s LibraryとDivinity Schoolを見学できます。ただし、Divinity Schoolが閉鎖されている日は、Duke Humfrey’s Libraryのみの見学となる場合があります。
より多くの場所を見学したい場合は、60分ツアーもあります。料金は£17.50で、Divinity School、Convocation House、Chancellor’s Court、Duke Humfrey’s Libraryを巡ります。
ハリー・ポッターのロケ地2か所を見ることが目的なら30分ツアーで十分ですが、ボドリアン図書館をより詳しく見学したい場合は60分ツアーを選ぶとよいでしょう。
ツアー内容や開催状況は、施設の利用状況などによって変更・休止されることがあるため、予約時に公式サイトで最新情報を確認してください。
New College|『炎のゴブレット』の回廊
3か所目はNew College(ニュー・カレッジ)です。
New CollegeのCloisters(回廊)と中庭にある大きなHolm Oakは、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』に登場しています。

マルフォイがフェレットに変えられた場所
特に有名なのが、マッドアイ・ムーディがドラコ・マルフォイをフェレットに変えてしまう場面です。
New Collegeの回廊と中庭の大きな木を映画で見た記憶がある方も多いでしょう。
Christ ChurchやBodleian Libraryほど日本では名前が知られていませんが、実際に映画撮影が行われた場所なので、オックスフォード聖地巡りでは外したくないスポットです。

New Collegeの入場料・営業時間
New College公式サイトでは、2026年春夏の開館時間は3月10日〜10月31日が毎日10:00〜17:00、最終入場16:30と案内されています。
冬期は月曜日が閉鎖、火・水・木・金・日が13:30〜16:30(最終入場16:00)、土曜日が10:00〜16:30または日没までの早い方(最終入場16:00)と、開館時間が短くなります。
入場料は2025年8月1日以降、大人£12、シニア・16歳未満・フルタイム学生は£11です。支払いはカードのみで、現金は使えません。
個人旅行者は、New College公式チケットポータルからGeneral Admissionをオンライン購入できます。個人、カップル、家族、少人数グループ向けのチケットが用意されているため、旅行日が決まっている場合は事前に購入しておくと安心です。
なお、New College公式サイト内には「事前予約は10名以上のグループのみ」とする以前の案内も残っていますが、現在は公式チケットポータルで個人向けGeneral Admissionが販売されています。
New Collegeは大学施設のため、行事などによって臨時休館や一部エリアの閉鎖が発生します。訪問前には公式サイトの「Planned Closures」も確認しておきましょう。
オックスフォード郊外にはブレナム宮殿のロケ地もある
Oxford市内ではありませんが、Oxfordshireまで範囲を広げると、Blenheim Palace(ブレナム宮殿)にもハリー・ポッター関連スポットがあります。
Great Lake沿いにあるHarry Potter Treeは、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』でスネイプの過去が描かれる場面に登場した木として知られています。
Blenheim Palace公式の散策ページでも、湖の眺めとHarry Potter treeに触れられています。
ただし、ブレナム宮殿はOxford中心部の3施設とは離れているため、Christ Church、Bodleian Library、New Collegeと同じルートに無理に組み込む必要はありません。
ブレナム宮殿そのものも見どころの多い観光スポットなので、別日に訪れるか、Oxford観光と組み合わせる場合も時間に余裕を持って計画するとよいでしょう。

オックスフォードのハリーポッター聖地巡りの所要時間
3施設すべてを内部まで見学するなら、半日以上確保するのがおすすめです。
特にChrist ChurchとBodleian Libraryは時間指定の予約やツアーを組み込むことになるため、外観だけを見る場合より時間が必要です。
ロンドンから日帰りするなら、次のような流れが組みやすいでしょう。
- 午前中にOxford到着
- Christ Church
- Bodleian Library
- New College
- Oxford中心部を散策
- 夕方〜夜にロンドンへ戻る
ハリー・ポッター以外にもRadcliffe CameraやCovered MarketなどOxfordの街並みを楽しみたい場合は、1日使うつもりで訪れるのがおすすめです。
3か所すべて予約した方がいい?
Christ Church|事前予約がおすすめ
Christ Churchは事前予約が可能で、公式サイトでもオンライン予約なら入場を保証しやすいと案内されています。
チケットは毎週金曜日の午前10時ごろに翌週分が発売されます。旅行日が決まっているなら、先に予約しておくのがおすすめです。
Bodleian Library|見たい場所に対応したツアーを予約
Duke Humfrey’s Libraryなどへ入るには、ガイドツアーへの参加が必要です。
特にDivinity SchoolとDuke Humfrey’s Libraryの両方を見たい場合は、60分ツアーの内容と空きを確認しておきましょう。
New College|事前予約と閉鎖日の確認
New Collegeは、個人旅行者でも公式チケットポータルからGeneral Admissionをオンライン購入できます。
必ず事前予約が必要というわけではありませんが、旅行日が決まっている場合や「この日に必ず訪れたい」という場合は、あらかじめオンラインで購入しておくと安心です。
ただし、New Collegeは大学施設のため、行事などによってCollege全体やCloistersなどが閉鎖されることがあります。
チケットを購入する前や訪問当日には、公式サイトの「Planned Closures」も確認しておきましょう。
ガイド付きハリーポッターツアーを利用する方法もある
3か所とも自分で巡ることができますが、映画の撮影エピソードやOxfordとの関係について詳しく説明を聞きたい場合は、ガイド付きウォーキングツアーを利用する方法もあります。
Experience Oxfordshireでは、ハリー・ポッター関連の2時間ウォーキングツアーも紹介されています。
ただし、ツアーによって入場するCollegeやチケットに含まれる施設が異なります。
Christ ChurchやBodleian Libraryの内部を必ず見たい場合は、ツアー名だけで判断せず、どの施設の入場料が含まれているのかを予約ページで確認してから申し込みましょう。
自分で回る場合は自由度が高く、各施設に好きなだけ滞在できます。一方、ロケ地の背景まで知りたい方にはガイドツアーが向いています。
ロンドン市内のロケ地ツアーと比較したい方は、こちらの記事も参考になります。
ロンドンからオックスフォードへの行き方
ロンドンから日帰りするなら、分かりやすいのは電車です。
Paddington駅から電車
Great Western Railwayでは、London PaddingtonからOxfordまで約1時間、最速列車では約52分と案内されています。
Oxford駅から市内中心部へは徒歩で移動できるため、Christ Churchなどを巡る日帰り旅行にも利用しやすいでしょう。
朝から聖地巡りをするなら、午前中の早い時間にOxfordへ到着する列車を選ぶのがおすすめです。
Oxford Tubeを利用する方法もある
ロンドンとOxfordを結ぶ長距離バスOxford Tubeを利用する方法もあります。
公式サイトでは24時間・週7日運行、平日ピーク時は最大約10分間隔、事前予約なしでも利用できると案内されています。
LondonではVictoria、Marble Arch、Baker Street、Notting Hill Gate、Shepherd’s Bushなどから乗車できます。
ただし、日帰りで観光時間をできるだけ長く取りたいなら、所要時間が短い鉄道をまず検討するとよいでしょう。
オックスフォード聖地巡りで注意したいこと
Great Hallは必ず見られるとは限らない
Christ Churchは観光施設であると同時に、現在も学生が学び、Cathedralとして礼拝も行われる場所です。
Great HallやCathedralは大学行事などによって閉鎖されることがあり、予約画面にも閉鎖時間が表示されます。
Great Hallを目的に訪れる場合は、予約前に閉鎖情報を確認しましょう。
Bodleian Libraryは自由見学できる場所が限られる
Bodleian Old LibraryやDuke Humfrey’s Libraryは現在も実際の図書館として使われています。
Weston Libraryの地上階は無料で入れますが、Old LibraryやRadcliffe Cameraへ入るにはツアーチケットが必要です。
「Bodleian Libraryへ行けば自由にホグワーツ図書館を見られる」わけではないので注意しましょう。
New Collegeも閉鎖日を確認する
New Collegeも大学行事などによって、College全体やCloistersが閉鎖されることがあります。
特にハリー・ポッター目的でCloistersを見たい場合は、訪問直前に公式のPlanned Closuresを確認しておくと安心です。
よくある質問
- オックスフォードのハリーポッター聖地は1日で回れますか?
-
Christ Church、Bodleian Library、New Collegeの3か所はOxford中心部にまとまっているため、1日で回れます。ただし、内部見学までしっかり楽しむなら半日以上、ロンドンから日帰りなら1日使うつもりで計画するのがおすすめです。
- Christ ChurchのGreat Hallは映画の撮影場所ですか?
-
Great Hallそのものは映画の大広間シーンの撮影場所ではありません。映画版ホグワーツ大広間セットの着想源になった場所です。Hall StaircaseやCloisterは映画の撮影に使われています。
- Bodleian Libraryは予約なしでホグワーツ図書館を見られますか?
-
Duke Humfrey’s Libraryは現在も実際の図書館として使われており、自由見学はできません。見学するにはBodleian Librariesのガイドツアーに参加する必要があります。
- ロンドンからオックスフォードは日帰りできますか?
-
できます。GWRではLondon PaddingtonからOxfordまで約1時間、最速で約52分と案内されています。朝早めにOxfordへ着くようにすると、3か所の内部見学と街歩きを組み合わせやすいです。
まとめ|Oxfordはハリーポッターファンなら日帰りでも訪れたい
Oxford市内のハリー・ポッター聖地巡りで特に見ておきたいのは、Christ Church、Bodleian Library、New Collegeの3施設です。
Christ ChurchではHall Staircase、Cloister、Great Hallを見学し、Bodleian LibraryではDivinity SchoolとDuke Humfrey’s Library、New Collegeでは『炎のゴブレット』に登場したCloistersとHolm Oakを訪れます。
Christ ChurchとBodleian Libraryは見学時間を事前に決めた方が回りやすいため、この2か所の時間を先に決めてからNew Collegeを組み込むとよいでしょう。
London PaddingtonからOxfordまでは約1時間なので、ロンドン旅行中の日帰り先としても十分候補になります。
ロンドン市内のハリー・ポッター聖地とあわせて計画したい方は、こちらの記事も参考になります。
スタジオツアーとOxford観光の違いを知りたい方は、こちらもあわせてどうぞ。




