オックスフォード観光で訪れたいスポットのひとつが、Bodleian Library(ボドリアン図書館)です。
オックスフォード大学を代表する図書館で、現在のボドリアン図書館は1602年に開館しました。現在も学生や研究者が利用する現役の図書館でありながら、一部の歴史的な空間は観光客もガイドツアーなどで見学できます。
映画『ハリー・ポッター』シリーズのロケ地としても有名で、Divinity School(ディヴィニティ・スクール)はホグワーツの医務室、Duke Humfrey’s Library(デューク・ハンフリーズ図書館)はホグワーツの図書館として撮影に使われました。
ただし、ボドリアン図書館は一般的な博物館のように、チケットを買えばすべて自由に見学できる施設ではありません。Weston Libraryは無料で入れますが、Duke Humfrey’s LibraryなどがあるOld Libraryへ入るにはガイドツアーへの参加が必要です。
この記事では、ボドリアン図書館のハリー・ポッターのロケ地や見どころ、ツアーの種類、料金、所要時間、営業時間、行き方を紹介します。
※料金・営業時間・ツアー内容・閉鎖情報は変更されることがあります。この記事では2026年8月16日時点で確認できる公式情報をもとに整理していますが、訪問前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
- ハリーポッター目的なら、Divinity SchoolとDuke Humfrey’s Libraryが最重要
- Duke Humfrey’s Libraryは現役の図書館なので、自由見学ではなくガイドツアーが必要
- 30分ツアーはDivinity SchoolとDuke Humfrey’s Libraryを見られるため、聖地巡りに組み込みやすい
- 60分ツアーはConvocation HouseとChancellor’s Courtも見られ、図書館自体を詳しく楽しみたい人向け
- 通常のLibrary Tourは11歳以上が対象で、10歳以下は参加できない
- 閉鎖日によってツアー内容が変わるため、予約前にUpcoming closuresを確認する
ボドリアン図書館とは
ボドリアン図書館は、オックスフォード大学の中心的な図書館です。
現在の図書館はSir Thomas Bodleyによって再建され、1602年11月8日に開館しました。さらにその前身となる図書館は15世紀までさかのぼります。
Bodleian Libraries全体では1,400万点を超える印刷物を所蔵しており、ヨーロッパでも特に歴史の古い図書館群のひとつです。
観光で「ボドリアン図書館」と呼ぶ場合は、主にOxford中心部にある以下の施設をまとめてイメージすると分かりやすいでしょう。
- Bodleian Old Library
- Divinity School
- Duke Humfrey’s Library
- Weston Library
- Radcliffe Camera
建物によって、自由に入れる場所とツアーでしか入れない場所が分かれています。

ボドリアン図書館の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | Bodleian Library / Bodleian Libraries |
| 場所 | Oxford中心部 |
| Weston Library | 無料で入場可能 |
| Old Library | ガイドツアーで見学 |
| Duke Humfrey’s Library | ガイドツアーで見学 |
| Divinity School | チケットが必要。セルフ見学またはツアー |
| Radcliffe Camera内部 | 対応するツアーへの参加が必要 |
| 通常の図書館ツアー | 30分・60分 |
| ガイド言語 | 英語 |
| 通常のLibrary Tour | 11歳以上 |
観光客向けの基本営業時間は、月〜金曜日9:00〜17:00、土曜日10:00〜17:00、日曜日11:00〜16:00です。
ただし、各施設やツアーの実施時間は異なり、大学行事やイベントによる閉鎖もあります。訪問前に公式サイトのPlan your visitとUpcoming closuresを確認しましょう。
ボドリアン図書館はハリーポッターのロケ地
ハリー・ポッターファンなら、ボドリアン図書館で特に見ておきたいのが以下の2か所です。
- Divinity School:ホグワーツの医務室
- Duke Humfrey’s Library:ホグワーツの図書館
Bodleian Libraries公式の撮影実績でも、『ハリー・ポッターと賢者の石』『秘密の部屋』『炎のゴブレット』で、Duke Humfrey’s Libraryがホグワーツ図書館、Divinity Schoolが医務室として使われたと紹介されています。
Divinity School|ホグワーツの医務室
ボドリアン図書館で特に印象的なのが、Divinity School(ディヴィニティ・スクール)です。
1424年から1488年にかけて建設された、オックスフォード大学で最も古い専用の講義・試験室です。天井には400を超える紋章などが彫刻された、美しいゴシック様式の空間が広がっています。
ハリー・ポッター映画では、ホグワーツの医務室として使用されました。
Bodleianの見学ページでも、Divinity Schoolはハリー・ポッター映画の医務室として見覚えがあるかもしれない、と紹介されています。
ボドリアン図書館のハリー・ポッター関連スポットの中では比較的見学しやすく、Divinity Schoolだけならセルフガイドで訪れる方法もあります。

Duke Humfrey’s Library|ホグワーツの図書館
もうひとつ外せないのが、Duke Humfrey’s Libraryです。
Bodleian Libraryの中でも最も古い読書室で、現在も実際の図書館として使用されています。映画ではホグワーツの図書館として撮影に使われました。
『賢者の石』でハリーが透明マントを使って夜の図書館へ忍び込む場面など、映画で見たホグワーツ図書館の雰囲気を感じやすい場所です。
ただし、Divinity Schoolとは違い、Duke Humfrey’s Libraryへ自由に入ることはできません。
観光客はボドリアン図書館公式のガイドツアーへ参加して見学します。

ハリーポッター目的なら30分ツアーがおすすめ
ハリー・ポッターのロケ地を見ることが一番の目的なら、現在の30-minute tourがおすすめです。
30分ツアーでは、以下の2か所を見学できます。
- Divinity School
- Duke Humfrey’s Library
料金は現在1人£12.50です。
つまり、ホグワーツの医務室と図書館という2つの主要ロケ地を、30分ツアーでまとめて見ることができます。
Oxfordを1日観光し、Christ ChurchやNew Collegeも同じ日に巡りたい場合は、30分ツアーが特に組み込みやすいでしょう。
なお、Divinity Schoolが閉鎖されている日には、Duke Humfrey’s Libraryだけを巡る別の30分ツアーに変更されることがあります。訪問日の閉鎖情報を事前に確認してください。
ボドリアン図書館そのものを楽しむなら60分ツアー
ハリー・ポッターのロケ地だけでなく、ボドリアン図書館の歴史や建築も詳しく見たい場合は60-minute tourがおすすめです。
現在の60分ツアーでは、以下の場所を見学できます。
- Divinity School
- Convocation House
- Chancellor’s Court
- Duke Humfrey’s Library
料金は1人£17.50です。
30分ツアーとの料金差は£5なので、次のように選ぶとよいでしょう。
- ハリーポッター中心:30分ツアー
- ボドリアン図書館自体も詳しく見る:60分ツアー
Convocation House
60分ツアーではConvocation Houseも見学できます。
17世紀から300年以上にわたり、オックスフォード大学の統治機関が会議を行ってきた歴史的な部屋です。イングランド内戦中には議会が開かれたこともあります。
ハリー・ポッターのロケ地ではありませんが、扇形の石造りの天井など、Oxfordらしい歴史的な建築を楽しめます。

Chancellor’s Court
Chancellor’s Courtも60分ツアーで見られる場所です。
かつてオックスフォード大学の裁判所として使用されていた部屋で、17世紀の木製の被告席などが残されています。
ハリー・ポッターだけでなく、Oxford大学の歴史そのものに興味がある方には60分ツアーの方が満足しやすいでしょう。
Radcliffe Camera|Oxfordを代表する建物
ボドリアン図書館を訪れたら、Radcliffe Camera(ラドクリフ・カメラ)も見ておきたい場所です。
1737〜1749年に建てられた円形の図書館で、Oxfordを代表するランドマークのひとつです。1861年にBodleian Libraryの一部となりました。
なお、Radcliffe Cameraはハリー・ポッターの主要ロケ地ではありません。
外観はRadcliffe Squareから見られますが、内部は現在も現役の図書館なので、一般の観光客が自由に入ることはできません。対応する公式ツアーへの参加が必要です。
2026年7〜8月にはRadcliffe Camera内部とOxford市内を組み合わせた90〜120分のウォーキングツアーも実施され、料金は£30です。
ハリー・ポッターだけでなくOxfordの建築をしっかり楽しみたい方は検討してもよいでしょう。

Old Schools Quadrangle|無料で見られる歴史的な中庭
Old Schools Quadrangleは、Old Libraryの中心部にある歴史的な中庭です。
1613〜1624年に建設され、かつては講義室や試験室として使われていました。門が開いていれば、観光客も中庭部分へ入って見学できます。
有料ツアーの時間まで余裕がある場合や、ボドリアン図書館の雰囲気だけ少し楽しみたい場合にも立ち寄りやすい場所です。
中庭にはBodleian Librariesのショップもあります。

Weston Library|無料の展示・カフェ・ショップがある
Broad Street側にあるWeston Libraryは、チケットなしで入ることができます。
1階のBlackwell Hallには、次のような施設があります。
- 無料の企画展示
- ツアーチケットデスク
- カフェ
- ショップ
当日ツアーチケットを購入する場合も、Weston Libraryのインフォメーションデスクを利用します。

Bodleian Café
Weston LibraryにはBodleian Caféがあります。
サンドイッチやスープ、ケーキ、温かい飲み物などを販売しており、Oxford観光中の休憩にも利用できます。
営業時間は曜日によって異なるため、カフェを目的にする場合は公式または店舗ページで最新情報を確認してください。
お土産ショップもある
Bodleian Librariesには、Weston LibraryのショップとOld Schools Quadrangleのショップがあります。
Bodleian Libraryをモチーフにした商品だけでなく、University of Oxfordの公式グッズや書籍、文学関連のお土産なども販売されています。
ボドリアン図書館は予約した方がいい?
Duke Humfrey’s Libraryへ入りたいなら、ガイドツアーのチケットが必要です。
ボドリアン図書館では、一部のツアーチケットを事前にオンライン販売しています。公式サイトでは、オンライン販売分はツアー日のちょうど1か月前に発売されると案内されています。
一方で、多くのツアーチケットは当日Weston Libraryで販売されます。週末や7〜8月などの繁忙期は売り切れやすく、公式サイトでも早めの到着をすすめています。
特にハリー・ポッター目的なら、「Oxfordまで行ったのにDuke Humfrey’s Libraryへ入れなかった」という状況は避けたいので、旅行日が決まったらオンライン販売状況と当日券の案内を確認しておくのがおすすめです。
Divinity Schoolだけを見る場合はセルフガイドで見学する方法もあります。
11歳未満はDuke Humfrey’s Libraryのツアーに参加できない
子どもと一緒に訪れる場合は特に注意が必要です。
現在、通常のBodleian Libraryガイドツアーは11歳以上が対象です。11〜16歳は大人の同伴が必要です。
Duke Humfrey’s Libraryはガイドツアーで見学する場所なので、10歳以下の子ども連れの場合は通常ツアーへ参加できません。
一方、Divinity Schoolはセルフガイドでも見学できます。小さい子どもとハリー・ポッターの聖地巡りをする場合は、医務室として使われたDivinity Schoolを中心に見る選択肢になります。
ボドリアン図書館の所要時間
必要な時間は、どこまで見学するかによって変わります。
| 見学内容 | 所要時間の目安 |
|---|---|
| Divinity Schoolを中心に見る | 30分前後 |
| 30分ツアー+周辺散策 | 約1時間 |
| 60分ツアー+周辺散策 | 約1時間30分 |
| Weston Libraryやショップも見る | 1時間30分〜2時間 |
| Radcliffe Cameraのツアーも参加 | 2時間以上 |
ハリー・ポッター目的でChrist ChurchやNew Collegeも同じ日に巡るなら、30分ツアーを中心にボドリアン図書館全体で1時間程度確保するとスケジュールを組みやすいでしょう。
ボドリアン図書館そのものをじっくり楽しみたいなら、60分ツアーに参加して1時間30分前後みておくのがおすすめです。
ボドリアン図書館の営業時間
観光客向けの基本営業時間は以下の通りです。
| 曜日 | 営業時間 |
|---|---|
| 月〜金曜日 | 9:00〜17:00 |
| 土曜日 | 10:00〜17:00 |
| 日曜日 | 11:00〜16:00 |
Weston Libraryの無料展示も基本的に同じ時間帯です。
ただし、Divinity SchoolやOld Libraryなどでは大学行事・イベントによる閉鎖が発生します。訪問前には公式サイトのUpcoming closuresを確認しましょう。
ボドリアン図書館では写真を撮れる?
ボドリアン図書館では、個人利用を目的とした写真撮影は基本的に可能です。
ただし、Radcliffe Camera内部では写真撮影ができません。また、フラッシュ撮影、読書中の利用者やスタッフの撮影、動画撮影は避ける必要があります。
Divinity SchoolやDuke Humfrey’s Libraryでは、周囲の利用者やガイドの指示に従いながら撮影しましょう。
現在も使われている大学図書館であることを忘れないようにしてください。
ボドリアン図書館への行き方
ボドリアン図書館はOxford中心部にあります。
観光を始める場合は、Broad StreetにあるWeston Libraryを目印にすると分かりやすいです。Weston Libraryではツアーチケットの購入、無料展示、カフェ、ショップなどを利用できます。
Oxford駅からOld Bodleian Library・Weston Libraryまでは徒歩約15〜20分です。
事前予約済みのLibrary Tourに参加する場合は、Old Bodleian LibraryのGreat Gateから入り、Divinity School入口のProscholiumへ向かいます。
Christ Church・New Collegeと一緒に巡るのがおすすめ
Oxfordには、ボドリアン図書館以外にもハリー・ポッター映画の撮影に使われた場所があります。
特に、Christ ChurchのHall StaircaseとCloister、Bodleian LibraryのDivinity SchoolとDuke Humfrey’s Library、New CollegeのCloistersは、Oxford市内の代表的なハリー・ポッター関連スポットです。
3施設ともOxford中心部にあるため、1日でまとめて巡ることができます。
おすすめは、Christ Church、Bodleian Library、New Collegeの順番です。
Christ ChurchとBodleian Libraryは時間指定の予約を組み込む可能性があるので、この2か所の時間を先に決め、その前後にNew Collegeを入れると回りやすいでしょう。
詳しいルートについては、こちらの記事も参考にしてください。
Christ Churchの予約や見どころはこちらで詳しく紹介しています。
ボドリアン図書館を訪れるときの注意点
Duke Humfrey’s Libraryは自由に入れない
ハリー・ポッターのホグワーツ図書館を目的に訪れる場合、最も重要なポイントです。
Duke Humfrey’s Libraryは現在も現役の図書館なので、ガイドツアーへの参加が必要です。
外観だけ見に行けば入れる施設ではありません。
閉鎖情報を訪問前に確認する
Divinity Schoolは大学行事などによって閉鎖されることがあります。
閉鎖日はツアー内容がDuke Humfrey’s Libraryだけに変更されたり、60分ツアーが実施されなかったりすることがあります。
ハリー・ポッター目的なら2か所とも見たいので、予約前に閉鎖情報を確認しましょう。
11歳未満は通常のLibrary Tourに参加できない
Duke Humfrey’s Libraryへ入る通常のガイドツアーは11歳以上が対象です。
子ども連れの場合は年齢条件を確認してから旅行プランを決めましょう。
現役の図書館であることを忘れない
Old LibraryやRadcliffe Cameraなどは、現在も学生や研究者が利用しています。
館内では静かに見学し、読書中の利用者を撮影しないなど公式のルールを守りましょう。
よくある質問
- ボドリアン図書館でハリーポッターのロケ地を見られますか?
-
見られます。Divinity Schoolはホグワーツの医務室、Duke Humfrey’s Libraryはホグワーツの図書館として撮影に使われました。
- Duke Humfrey’s Libraryは予約なしで入れますか?
-
自由見学はできません。Duke Humfrey’s Libraryは現役の図書館なので、観光客はBodleian Libraries公式のガイドツアーに参加して見学します。
- 30分ツアーと60分ツアーはどちらがおすすめですか?
-
ハリーポッターのロケ地を効率よく見たいなら30分ツアー、Convocation HouseやChancellor’s Courtも含めて図書館の歴史を詳しく知りたいなら60分ツアーがおすすめです。
- 子どももLibrary Tourに参加できますか?
-
通常のLibrary Tourは11歳以上が対象です。10歳以下の子どもはDuke Humfrey’s Libraryに入るツアーへ参加できないため、Divinity Schoolのセルフ見学などを検討しましょう。
- Radcliffe Cameraはハリーポッターのロケ地ですか?
-
主要なハリー・ポッターのロケ地ではありません。ただしOxfordを代表する美しい建物なので、ボドリアン図書館を訪れるなら外観だけでも見ておきたい場所です。
まとめ|ハリーポッター目的ならツアー選びが大事
ボドリアン図書館は、Oxfordを代表する歴史的な図書館であると同時に、映画『ハリー・ポッター』シリーズの重要なロケ地です。
特に見ておきたいのは、ホグワーツの医務室として使われたDivinity Schoolと、ホグワーツ図書館として使われたDuke Humfrey’s Libraryです。
現在の30分Library Tourではこの2か所をまとめて見学でき、ハリー・ポッター目的なら最も選びやすいでしょう。
一方、Convocation HouseやChancellor’s Courtなども見ながらボドリアン図書館の歴史を詳しく知りたい場合は60分ツアーがおすすめです。
Oxfordでハリー・ポッターの聖地巡りをするなら、Christ ChurchやNew Collegeとあわせて訪れてみてください。



