オックスフォード大学自然史博物館(Oxford University Museum of Natural History)は、オックスフォード中心部のParks Roadにある、オックスフォード大学の自然史博物館です。
恐竜、絶滅動物、鉱物、昆虫、海洋生物などを幅広く展示しており、Oxford Dodo、Megalosaurus、Tyrannosaurus rexの骨格などが代表的な見どころです。
建物自体も大きな魅力で、ガラスと鉄の屋根、植物をモチーフにした鉄細工、126本の英国産石材の柱など、自然科学と建築が一体になった空間を楽しめます。
この記事では、オックスフォード大学自然史博物館の入場料、営業時間、見どころを紹介します。
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※入場条件・営業時間・展示内容・カフェ・企画展は変更されることがあります。この記事では2026年8月30日時点で確認できる公式情報をもとに整理していますが、訪問前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
- 入場は無料で、通常の個人旅行なら予約不要
- 営業時間は毎日10:00〜17:00、最終入場は16:45
- 主要展示だけなら約1時間、建築や恐竜・ドードーまで見るなら1.5〜2時間が目安
- 同じ建物内のピット・リバーズ博物館も見るなら2.5〜3時間ほど確保すると安心
- 見どころはOxford Dodo、Megalosaurus、T. rex、Skeleton Parade、クジラの骨格、鉱物、建築装飾
- オックスフォード駅から徒歩約20分、ボドリアン図書館から徒歩約5分で回りやすい
オックスフォード大学自然史博物館とは?
オックスフォード大学自然史博物館は、オックスフォード大学が運営する自然史博物館です。
オックスフォード中心部にあり、ボドリアン図書館群から徒歩約5分。
隣接するピット・リバーズ博物館へは自然史博物館内部からそのまま移動できます。
1860年開館
博物館は1860年に開館しました。
当時のオックスフォード大学では、地質学や解剖学、植物学などの科学部門やコレクションが大学内の各所に分散していました。
それらを一か所に集め、科学教育と研究の中心を作るために建設されたのが現在の博物館です。
現在も単なる観光施設ではなく、研究やフィールドワークを行う大学博物館として機能しています。
建物自体が大きな見どころ
展示を見る前に、まずメインコート全体を見上げてみてください。
オックスフォード大学自然史博物館はヴィクトリアン・ネオゴシック建築の代表的な建物です。
設計はアイルランド出身の建築家のDeaneとWoodward。
特にBenjamin Woodwardが建設・設計で中心的な役割を果たしました。
John Ruskinの影響
建築には19世紀イギリスの美術批評家のJohn Ruskinの思想が強く影響しています。
Ruskinは建築について、自然を細かく観察し、その形を建物へ取り入れることを重視しました。
そのため博物館では、自然をモチーフにした装飾をいたるところで見ることができます。
自然史の展示だけでなく、建物そのものが「自然を観察する博物館」になっているのが面白いところです。
ガラスと鉄の屋根
メインコートで特に目立つのが巨大なガラスと鉄の屋根です。
明るい自然光が入り、博物館全体がヴィクトリア朝の温室のような雰囲気になっています。
鋳鉄の柱や錬鉄の装飾には、シカモアやクルミなど植物の枝を思わせる設計が取り入れられています。
ロンドン自然史博物館とはまた違った、オックスフォードらしい博物館建築です。
126本の石柱
メインコート周囲には126本の柱があります。
それぞれ異なる英国産の装飾石材で作られており、使用された石材名と産地が表示されています。
つまり建物の柱自体が地質学の教材になっています。
柱の上部にある柱頭や持ち送りには植物彫刻もあります。
展示ケースだけを見るのではなく、ぜひ柱・天井・階段など建築細部にも注目してください。
入場料・予約
入場料は無料
オックスフォード大学自然史博物館は入場無料です。
通常の個人旅行者はチケット不要です。
寄付は歓迎されていますが、固定の入場料はありません。
オックスフォードではクライスト・チャーチやボドリアン図書館など有料の観光施設も多いため、無料で1〜2時間楽しめるのは大きなメリットです。
個人なら予約不要
通常の個人旅行者は予約不要です。
営業時間内に直接博物館へ行けば入れます。
10人を超える団体は予約必要
公式では、同日に訪問する10人を超える団体は事前予約が必要と案内しています。
個人旅行・家族旅行なら気にする必要はありません。
営業時間
2026年8月30日時点では、月〜日 10:00〜17:00(最終入場は16:45)です。
通常は毎日開館していますが、12月24日〜12月26日は休館です。
クリスマス周辺にオックスフォードを訪れる場合は注意してください。
オックスフォード大学自然史博物館の見どころ
1. Oxford Dodo|博物館を代表するコレクション

博物館で最も有名な標本の一つがOxford Dodoです。
ドードーはインド洋のモーリシャスに生息していた飛べない鳥で、17世紀に絶滅しました。
オックスフォード大学自然史博物館が所蔵するドードー標本は非常に特別です。
世界で唯一残るドードーの軟組織
Oxford Dodoには、頭骨・皮膚・足のうろこ・組織サンプルなどが残っています。
博物館公式では、世界で唯一残るドードーの軟組織を含む標本として紹介しています。
DNA研究など科学的にも非常に価値があります。
本物のドードーの頭部は通常展示されていない
オリジナル標本は非常に壊れやすく、多くの科学的研究も行われてきたため、本物の頭部は通常公開されていません。
館内では、複製を見る形です。
Oxford Dodoと『不思議の国のアリス』
『不思議の国のアリス』好きならドードー展示は特におすすめです。
ルイス・キャロルことチャールズ・ラトウィッジ・ドジソンはオックスフォードのクライスト・チャーチで数学を教えていました。
『不思議の国のアリス』にはドードーというキャラクターが登場します。
博物館公式もOxford Dodoについて、ルイス・キャロルとのつながりがあり、文化的にも重要な標本と紹介しています。
2. Megalosaurus|世界初の科学的に記載された恐竜

恐竜好きなら最優先で見たいのがMegalosaurus bucklandiiです。
博物館公式では、世界で最初に科学的に記載された恐竜と紹介されています。
Megalosaurusの化石はオックスフォードから北へ約15kmのStonesfield周辺で見つかりました。
オックスフォード大学の地質学者、William Bucklandが研究し、1824年に科学的記載を発表します。
Eustreptospondylusも2026年に再展示
Eustreptospondylusは1870年にオックスフォードで発見された獣脚類の恐竜です。
2026年の新展示では骨格が再組み立てされ、新しい形で展示されています。
Megalosaurusと合わせて、「オックスフォード周辺で恐竜研究がどのように発展したのか」を見られるようになっています。
Oxfordshireの恐竜足跡
博物館外の芝生エリアにはMegalosaurusの足跡の複製もあります。
1997年にOxfordshireのArdley Quarryで発見された巨大な化石化した足跡群から作られたものです。
天気がよければ博物館を出た後に確認してみてください。
3. Tyrannosaurus rex

メインコートでは大きなTyrannosaurus rexの骨格も目を引きます。
こちらはオックスフォードのオリジナル化石というわけではなく、レプリカですが、博物館の中でも特に子どもに人気があります。
ヴィクトリア朝ゴシック建築の中に巨大な恐竜骨格が立つ景色も、この博物館ならではです。
4. Skeleton Parade

メインコート中央には、さまざまな動物の骨格が並ぶSkeleton Paradeがあります。
動物の骨格を比較することで、体の大きさや動きの違いを視覚的に理解できます。
博物館の音声ガイドでも見どころの一つとして紹介されています。
5. whale skeletons

博物館にはクジラの骨格も展示されています。
巨大な海生哺乳類の骨格を間近で見ると、恐竜とは違ったスケールを感じられます。
特にメインコートの吹き抜け建築と巨大骨格の組み合わせは写真映えします。
6. 科学者像

メインコートを囲む柱には、科学や自然史の発展に貢献した人物たちの像が並んでいます。
アリストテレスやガリレオ、チャールズ・ダーウィンなど、科学史に名を残す著名な人物の姿を見ることができます。
2010年には、オックスフォードで研究したノーベル賞受賞化学者 Dorothy Hodgkinの胸像も加わりました。
音声ガイド
博物館には無料で利用できるオンライン 音声ガイドがあります。
15の見どころを中心に博物館を巡れます。
2026年現在の対応言語は英語やイタリア語など9言語です。
日本語音声ガイドはない
2026年8月30日時点では日本語音声ガイドはありません。
日本人旅行者向けに公式日本語音声が用意されている博物館ではないので注意してください。
ただし展示は視覚的に楽しみやすい内容が中心で、英語をすべて読まなくても楽しみやすいです。
必要ならスマートフォンの翻訳機能を併用するとよいでしょう。
ピット・リバーズ博物館

オックスフォード大学自然史博物館の奥にはピット・リバーズ博物館があります。
入口は自然史博物館内です。
ピット・リバーズ博物館は、人類学や考古学を中心にした博物館です。
自然史博物館とはまったく雰囲気が違います。
ピット・リバーズ博物館も無料
ピット・リバーズ博物館も入場無料です。
2026年現在の通常営業時間は、月曜が12:00〜17:00、それ以外の曜日は10:00〜17:00です。
バンクホリデーの月曜日などは10:00から開館する場合があります。
月曜午前に注意
自然史博物館は月曜日も10:00から開館しています。
しかしピット・リバーズ博物館は通常月曜12:00からです。
そのため、月曜10:00に自然史博物館へ行き、そのままピット・リバーズ博物館へ入ろうとしたらまだ開いていないことがあります。
両方見るなら火〜日、または月曜午後がおすすめです。
よくある質問
- オックスフォード大学自然史博物館の入場料はいくらですか?
-
無料です。
通常の個人旅行者はチケットも予約も必要ありません。
- 営業時間は?
-
毎日10:00〜17:00。
最終入場16:45です。
- 休館日は?
-
12月24日、25日、26日は休館です。
- 所要時間は?
-
主要見どころだけなら約1時間。
一般的には1.5〜2時間。
ピット・リバーズ博物館も見るなら2.5〜3時間がおすすめです。
- 恐竜はありますか?
-
あります。
Megalosaurus、T. rexなどを見ることができます。
特にMegalosaurusは世界で最初に科学的に記載された恐竜です。
- Megalosaurusは本物ですか?
-
博物館ではMegalosaurusの重要な化石資料、顎の骨などが展示されています。
T. rexの骨格などにはレプリカ / 複製も含まれます。
- ドードーは本物ですか?
-
博物館は世界で唯一残るドードーの軟組織を含むOxford Dodo標本を所蔵しています。
ただし壊れやすいオリジナルの頭部は通常展示されず、ギャラリーでは複製や模型を見る形です。
- 『不思議の国のアリス』と関係がありますか?
-
あります。
Oxford Dodoはルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』に登場するドードーと強い文化的つながりを持つ標本として博物館公式にも紹介されています。
- ハリー・ポッターのロケ地ですか?
-
オックスフォード大学自然史博物館自体はハリー・ポッターの主要公式ロケ地として知られる施設ではありません。
ハリー・ポッター目的ならボドリアン図書館、ディヴィニティ・スクール、ニュー・カレッジ、クライスト・チャーチなどを優先しましょう。
- 日本語音声ガイドはありますか?
-
2026年8月30日時点ではありません。
音声ガイドは英語、イタリア語、スペイン語、中国語(標準中国語)、フランス語、ドイツ語、ポーランド語、ポルトガル語、アラビア語の9言語です。
- 写真撮影できますか?
-
非商用の写真撮影は可能です。
三脚は事前許可なしでは使えません。
- 荷物を預けられますか?
-
一般来館者向けクロークはありません。
コートやバッグは自分で持って見学します。
- カフェはありますか?
-
あります。
Taylors Museum Caféは通常10:00〜16:30。
Horsebox Coffeeは通常9:00〜17:00です。
- ピット・リバーズ博物館も無料ですか?
-
無料です。
自然史博物館の奥からそのまま入れます。
- オックスフォード駅から何分ですか?
-
公式では徒歩約20分です。
バスも利用できます。
- ボドリアン図書館から近いですか?
-
非常に近く、公式では徒歩約5分です。
- 車いすでも見学できますか?
-
できます。
段差なしのバリアフリー入口、エレベーター、バリアフリートイレなどがあります。
まとめ|無料で楽しめるオックスフォードの自然史博物館
オックスフォード大学自然史博物館は、恐竜やOxford Dodoなどの自然史展示と、美しいヴィクトリアン・ネオゴシック建築を無料で楽しめる博物館です。
特にMegalosaurus、T. rex、Skeleton Parade、Oxford Dodoは見逃せません。
館内の奥には、同じく無料のピット・リバーズ博物館もあるため、時間に余裕があればあわせて訪れるのがおすすめです。
ボドリアン図書館などオックスフォード中心部の観光スポットからも近いため、街歩きの途中に立ち寄りやすいのも魅力です。
※記事内の情報は2026年8月30日時点で確認した内容です。営業時間、企画展、カフェ、展示内容などは変更される可能性があります。訪問前にオックスフォード大学自然史博物館公式サイトをご確認ください。

